体重125キロ、通算108発 日本ハム救世主候補の巨漢ドミニカンは「ただの一発屋にあらず」

公開日: 更新日:

 米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「37発の19年は156三振、30発の21年は149三振。典型的な〝一発屋〟と思われがちで、新庄監督も『気になるのは三振率が高いことだけど』とコメントしたようですが、実際はそれほど粗い打者ではありません。緩い変化球にもタイミングを合わせるのがうまく、狭い日本の球場なら力は要らないと割り切れば、コンタクト率は上がると見ます。22年は14本塁打、昨年は2本塁打とここ数年の急激な成績悪化の理由が気になるところではありますが、性格は真面目で明るく、メジャーでは『クラブハウスガイ』と呼ばれるムードメーカー的な役割も担った。首脳陣とのコミュニケーション能力も高いとの評価ですから、新庄監督のもとで復活を果たす可能性はありそうです」

 新庄監督は球団を通じて、「最近の外国人選手の中では、一番スイングスピードが速いんじゃないかな。とにかくパワーが凄いね。エスコンだと、サウナに入っている人たちが彼のホームランボールをキャッチするんじゃない? 力まず軽くミートするだけで、逆方向に放り込んだ映像を何回も見たからね。しかも追い込まれてから!! 気になるのは三振率が高いことだけど、エスコンは球場が広くないし、軽く振っても入るんだ、というコツを掴んでくれたら三振は減るし、率も上がってくる。今からラインナップを考えるのが楽しみになってきたばい」とコメント。

 2年連続で最下位に沈むチームの救世主になるか。

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