巨人支配下新人「3年脱落率3人に1人」が物語る残酷すぎる生存競争…他チームに比べ突出

13日に新人合同自主トレを視察した際、あいさつをする阿部監督（右）／（Ｃ）共同通信社

　パ・リーグ3連覇中で「育成と補強」の両輪をうまく融合させているオリックスで同じ3年間を見ると18人中4人が支配下から外れていた。割合は.222。巨人の「3人に1人」はやはり突出している。

　巨人の阿部慎之助監督（44）は13日に新人合同自主トレを視察した際、支配下5人、育成7人の計12人の新人選手に対し、「このプロ野球、長くできるか早く終わるかだけだと思う。だから今の気持ちを一番大事にして日々を過ごして」と訓示した。

　巨人は「長くできる」より「早く終わる」ことが多い球団。過去、12球団最多の28人のFA選手を獲得している。ここ3年はFA加入選手がいないものの補強に積極的な方針は不変で、助っ人外国人の数も多い。新人は生存競争の厳しさを肝に銘じた方がよさそうである。

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