朝乃山が天国の師匠に決意も…直面する大関復帰の高すぎるハードル

公開日: 更新日:

 昨年11月に67歳で死去した先代高砂親方(元大関朝潮)のお別れの会が5日、都内で行われた。

 相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や元横綱朝青龍ら350人が参列する中、「大関に戻れるよう、天国から見守ってほしい」と話したのは弟子の朝乃山(29)だ。

 朝乃山は親方が師匠を務めていた2016年、高砂部屋に入門。19年5月場所で初優勝し、20年3月場所で大関昇進するも、21年5月場所中、協会がコロナ禍による外出制限を設ける中、キャバクラ通いが発覚。6場所出場停止処分を受け、三段目まで陥落した。

 その時から大関復帰が悲願となり、昨年5月場所で返り入幕を果たしたものの、ここ2場所はケガでいずれも途中休場、再出場の繰り返し。八角理事長は「大関復帰ではなく、横綱に昇進して初めてみそぎになる」と話しているが、横綱昇進はおろか、大関復帰にも暗雲が立ち込めている。

 逆風になりそうなのは、琴ノ若の大関昇進だ。これで大関は貴景勝霧島豊昇龍と合わせて4人。過去には6大関、5大関時代があり、決して定員オーバーというわけではないが、これで大関復帰のハードルが上がったのは確かだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと