松崎しげる 柴俊夫に支えられた西田敏行との下積み時代

公開日: 更新日:

 一番ありがたかったのはメシと酒。当時、元気と時間はあり余るほどあるんだけど、縁がなかったのがお金。いつもピーピーしてたよ。だから「メシ、行こうか」って誘ってもらえるのがすごくうれしくてね。

 銀座、赤坂、六本木、もちろん柴さんの地元の上野や浅草へもよく連れていってもらいました。そのうち柴さんが自分の友人を紹介してくれて、それが青年座の劇団員だった西やん(西田敏行)、売れっ子俳優だった(志垣)太郎ちゃん、歌手から俳優を目指していた(田中)健ちゃんで、5人でつるんで飲みに行くようになったんです。

 とはいっても、忙しかったのは柴さんと太郎ちゃんだけ。他の3人は下積み時代でしたから、支払いは2人にオンブに抱っこでした。

 夜遊びもやったね。その頃は全員が20代で独身だったし、遊びたい盛りだから。飲みに行った先の女の子のグループがいると、健ちゃんが“まき餌”役になって、ボクと西やんが盛り上げ役。テンションが高くなりすぎて、ボクらが暴走しないように見張る風紀係的な役割が柴さん、太郎ちゃんはニコニコ見ていて会計する係。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽