ラサール石井
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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

タモリさんが「新しい戦前」に込めた今の時代の空気感 ずっと「永遠の戦後」を続けなければ

公開日: 更新日:

 皆さま、あけましておめでとうございます。2023年もこの連載を何とぞよろしくお願い申し上げる次第です。

 さあ、いよいよタモリさんいわく「新しい戦前」の幕開けだ。

 昨年暮れの「徹子の部屋」で、黒柳徹子さんに「来年はどんな年になるでしょう」と聞かれ、「新しい戦前になるんじゃないでしょうか」と即答したタモリさんの言葉がSNS上で話題沸騰。

 この簡潔な言葉にさまざまなニュアンスが盛り込まれ、今の時代の空気感を表現していて、さすがにタモリさんならではである。赤塚不二夫さんの葬儀で述べた弔辞の「私もあなたの数多くの作品のひとつです」と並び、歴史に残る名言ではなかろうか。

 なによりこの言葉がブログやTwitterで本人が発信したわけではなく、徹子さんとの会話の中で自然に出たことがいかにもタモリさんらしい。

「新しい戦前」とは、今生きている日本人がほぼ誰も経験していない「戦前」がもうやって来ている、という意味であり、「このままでは同じ道をたどることになる」という警鐘であることは間違いない。

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