中日二軍監督に井上一樹氏就任 人望・経験・実績すべて十分で早くも「来季一軍監督」の声

公開日: 更新日:

「球団関係者の中には、『ポスト立浪の一番手』という人もいる」

 とはさる中日OB。31日の就任会見で、「立浪監督がもがき苦しんでいる。生きのいい選手、期待のできる選手を(一軍に)送り込む」と語った中日の井上一樹二軍監督(52)について、

「『立浪監督がもがき苦しんでいる』なんて、井上にしか言えない言葉。竜のプリンスと言われた立浪は現役時代から、みなが委縮する存在で監督になった今もそれは変わらない。昔は、例えば球団のゴルフコンペに向かう際、高速道路で立浪の車が前を走っていれば、後輩の選手はその車を抜くことすら遠慮した。そんな中で井上だけは、2歳上の立浪の弟分として対等というかフランクに話せる唯一といってもいい存在だった。井上は裏表のない熱血漢で、明るい性格。陰鬱とした今の中日のムードを変えるという意味でもうってつけの人材だと思う。2013年以来となる古巣復帰で存在感を示せば、その先(一軍監督就任)も十分にありそうだ」

 と言うのだ。

 2年連続の最下位に沈んだ中日は、二軍も2年連続最下位。4月に球団ワースト記録を更新する14連敗を喫するなど、一軍以上の泥沼ともっぱらだ。井上二軍監督は09年に現役引退後、翌10年から一軍の打撃コーチを務め、二軍監督に配置転換された11年にはウエスタン・リーグを制覇、ファーム選手権に勝って日本一になっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  5. 5
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  1. 6
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  2. 7
    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

  3. 8
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  4. 9
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  5. 10
    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり

    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり