てれびのスキマ 戸部田誠
著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

自分にプレッシャーをかけ…キャラになりきる友近の「人生コント」

公開日: 更新日:

「“人生コント”って、ちょっと自分でも思ってるとこもあって。常にクスッと、どっか自分を見てるところはあるかもしれないですね」(友近/TBS系「人生最高レストラン」5月14日放送)

 ◇  ◇  ◇

「段取りしました!」など独特なフレーズを繰り返すピザ屋の店員の西尾一男や、演歌歌手の水谷千重子ら強烈なキャラが憑依する友近(48)。彼女がキャラになりきるのは、コントの時ばかりではない。そのことについて語ったのが今週の言葉だ。

 彼女はコメンテーターの仕事をしているときも、「ジャーナリストコント」のような気持ちで挑み、「抜本的な~」などあえて普段使わないような言葉を使ってみたりしていたと続けるのだ。

 彼女がデビューしたのは、地元・愛媛のテレビ局でのリポーターとして。思えば、このときから彼女は「リポーターコント」をしていたのだろう。情報番組の中で突拍子もないことをやって笑いを振りまいていた。

 その原点は姉との会話だ。日常生活から、すぐに即興コントが始まったという。道後温泉で仲居をしていたのもサスペンスドラマの影響で「事件に遭遇しやすそうだから面白そう」(テレビ東京系「テレ東プラス」2017年7月5日)と思ったから。「仲居さんコント」のつもりだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  2. 2
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  3. 3
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  4. 4
    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

  5. 5
    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

  1. 6
    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

  2. 7
    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

  3. 8
    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

  4. 9
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  5. 10
    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?

    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?