マツコには同情論も…ＴＢＳ「日本ボカシ話」放送休止の顛末

「ナショナルクライアントである生保を批判するなんて、あり得ない。事実だからとか深夜だからとか、モザイクかけてるとかで許される話ではありません。ＴＢＳの営業は真っ青のはず」（民放キー局の営業担当）

　ナンデモアリのテレビ業界。バラエティー番組の演出はエスカレートする一方だ。芸能評論家の肥留間正明氏はこう指摘する。

「最近のテレビ局は感覚がおかしい。実話誌がやるようなことを、公共の電波を使ってやってはいけないんです。倫理感や常識に対してマヒしているとしか思えません。もともとバラエティーなんて仕込みだらけ。実録モノでも台本があり、捏造（ねつぞう）を疑われても『個人情報だ』といってごまかしてしまう。悪いのはそんな制作側の姿勢。巻き込まれるタレントがかわいそう」

　先日は、フジテレビで「ほこ×たて」のヤラセが大問題になったばかり。テレビマンにつける薬はない。