アルバム『アビイ・ロード』最後を予感させて売れに売れた「最高傑作」のクールな手触り
アルバム『アビイ・ロード』(1969年9月26日発売)①
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実質的ラストアルバムである。ビートルズ、ここに終われり。
リリースはアルバム『レット・イット・ビー』の方が後だが、録音は、『アビイ・ロード』の方が後というのは有名な話。というわけで本連載では先に『アビイ~』を取り上げる。
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年)と並んで、彼らの最高傑作と評される作品である。
確かに2枚とも、よく出来ている。ただその「傑作性」=「傑作」としての手触りに違いがある。
『サージェント・ペパーズ~』は、ライブをやめて、スタジオ活動を中心に据えた4人が、4トラックという制限の中で、途方もない情熱をぶつけ合いながら紡ぎ出した録音芸術の頂点というアルバムである。だから「ホット」だ。
対して『アビイ・ロード』は実に「クール」なのである。
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