プロ野球
-
(5)落ち目の長嶋茂雄を復活させた金田正一と整体師…“球界の天皇”は「シゲ、5年も持たんぞ」と喝破していた
14年連続20勝の実績を引っ提げて金田正一が巨人に移ってきたのは1965年のことだった。“黄金の左腕”どころか“球界の天皇”と呼ばれた大投手が長嶋に厳しい声をかけた。 「シゲ、今の体じゃ、5年も持たんぞ」 金田は「コチ...
-
巨人阿部監督は「ヤングジャイアンツで行く」を貫けるのか? いまだ水面下で補強策を模索中
新星はスタメンの座をゲットできなかった。 巨人の阿部慎之助監督(46)が12日のソフトバンク戦後に「ヤングジャイアンツで行く」と言った通り、13日に鈴木大和(26)が初めて一軍に登録されたものの、この日のオリックス戦で出場機...
-
柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない
主砲の帰還が現実味を帯びてきた。 13日、ソフトバンクの柳田悠岐(36)がファーム施設でフリー打撃を再開したと地元メディアが報じた。 柳田は自打球を右足に当て、4月13日に登録抹消。「右足脛骨骨挫傷」と診断され、当初...
-
ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」
《高津はよ辞めてくれ》 《次の監督だれよ》 ヤクルトが13日のロッテ戦にサヨナラ負けして5連敗。最後は6番手・大西の連続ワイルドピッチというなんとも締まらない幕切れに、SNSには試合直後からこんな投稿が相次いだ。 ...
-
プロ野球の社会的地位を一変させた長嶋茂雄の存在意義をいま一度噛み締めたい
誰にでも長嶋茂雄との思い出が2つか3つはある。 私が報知新聞に入社すると、発行部数が落ち始めた。私のせいではない。入社は長嶋さんが現役引退した1974年だった。その年の暮れ、新宿伊勢丹で長嶋茂雄写真展が開かれた。 「お...
-
東北福祉大164キロ右腕・堀越啓太めぐり日米争奪戦へ…仙台まで何度も足を運んだメジャー球団も
神宮球場のネット裏にはメッツ、カブス、ブルージェイズ、パイレーツなどのスカウトの姿があった。 164キロの速球を投げると評判の右腕・堀越啓太(東北福祉大、184センチ、95キロ=写真)が、12日の大学選手権2回戦(対東日本国...
-
阪神いや~な西武戦3連敗でよぎる昨季の「交流戦で失速→V逸」…やることなすこと全て裏目
嫌な記憶が頭をよぎる。 阪神は12日、西武に敗れ、このカード3連敗。交流戦は日本ハムに2勝1敗、オリックスを3タテして5勝1敗と好調だったが、昨季のパ最下位チームに敵地でまさかのしっぺ返しである。 勝敗は兵家の常とい...
-
巨人・岡本和真のメジャー挑戦「もう1年延期」に現実味…ミスターの死去に加え「大きな問題」が勃発
まだまだ時間がかかりそうだ。 5月7日に左肘の靱帯損傷で離脱した巨人の主砲・岡本和真(28)が12日、ジャイアンツ球場でリハビリを行った。キャッチボール後、今週に入って再開したノックで打球を追う練習などで汗を流した。 ...
-
新たな2人のミニマム内野手にプロ注目…今秋ドラフトで“最も小さなプロ野球選手”は生まれるか
9日に開幕した全日本大学選手権(東京ドーム、神宮)で、今秋ドラフト候補の小兵内野手が躍動している。 ひとりが近大の二塁手・勝田成(4年)だ。昨11日の中京大との2回戦で敗退したものの、1回戦の神奈川大戦では2番・二塁でスタメ...
-
巨人・田中将大 一軍復帰の“Xデー” 「昇格させたら他の選手からブーイング必至」なのに
復活への道のりは遠そうだ。 二軍調整中の巨人・田中将大(36)が昨11日、日本ハムとの二軍戦に先発したが、いきなり初回に捕まった。1死から3連打を浴びて先制点を許すと、安打などで追加点を許して3失点。 降りしきる雨に...
-
西武・仁志敏久コーチが語るぶっちぎり最下位からの大躍進…「それでも満足には程遠い」
貧打地獄で最下位に沈んだ昨季がウソのように好調なのが、2位の西口西武だ。 パ・リーグは首位の日本ハムから4位のソフトバンクまで3.5ゲーム差の大混戦。CS出場はおろか、優勝を狙える位置をキープしている。 昨季はリーグ...
-
よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…
「僕、宝塚シニアで今岡さんの後輩なんです」 阪神での現役時代、交流戦の際に西武の中島宏之に突然、挨拶をされて驚いた。 「宝塚シニアに後輩なんておったんや。高卒? どこの高校や?」 「伊丹北高校です」 「普通の...
-
西武・隅田知一郎「4球団競合ドラ1」はダテじゃなかった!“上げ底感”の評価吹き飛ばす大車輪ぶり
開幕から絶好調なのが、西武の左腕・隅田知一郎(25)だ。 10日の阪神戦は勝ち星こそつかなかったものの、7回2失点と粘りの投球を見せ、チームの逆転勝利に貢献した。今季はここまで6勝2敗で防御率は驚異の1.18。リーグトップを...
-
(3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした
プロ入りの際に「ゴールデンボーイ」といわれた長嶋茂雄は、巨人入団後に野性味満点のプレーから「アニマル」の異名がついた。代名詞となった「燃える男」はそののち、想像をはるかに超える勝負強さを見せるようになってから定着したもの。若き長嶋の...
-
巨人・坂本勇人は年俸5億円のまま引退危機…巨人OBが吐露「今回は背水の昇格、晩節を汚さないで」
巨人の坂本勇人(36)が10日のソフトバンク戦で、約1カ月ぶりに一軍に昇格した。 「7番・三塁」で先発出場すると、四回の2打席目に有原から左越えの同点二塁打。六回の3打席目には左前へはじき返し、4打数2安打だった。 守...
-
長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた
“燃える男”、“ミスター”の愛称で国民的人気を誇ったプロ野球元巨人監督の長嶋茂雄さんが6月3日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。享年89。選手、監督として数々の伝説、逸話を残した「ミスタープロ野球」は、身近に接した誰もにそれぞれ...
-
今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇
野手の目玉候補が初戦で散った。 全日本大学野球選手権が9日に開幕。今秋のドラフト1位候補の創価大の立石正広(4年=山口・高川学園)は「3番・二塁」で先発出場し、4打席で1安打2三振に終わった。チームも延長十回タイブレークの末...
-
(2)長嶋茂雄さんが語っていた「生涯で最高の思い出の試合」…見かけによらずファイターで、胸の底は古風だった
「七つ釦は桜に錨」(若鷲の歌)……子供の頃、長嶋は霞ケ浦上空を飛ぶ予科練の戦闘機を見ながらバットを振っていた。千葉・佐倉の実家から近い湖。それを眼下にして飛び去る姿に興奮したという。長嶋からよく聞いた話である。 バットスイング...
-
佐藤輝明&森下翔太の覚醒で阪神「歴史的大記録」達成の予感…実現すれば40年ぶりの快挙
阪神の森下翔太(24)が8日のオリックス戦で、入団以来3年連続の2ケタ10号本塁打を放った。1年目から着実に成長を遂げる森下にとっては、あくまで通過点の数字だろうが、スポーツメディアによれば、球団の右打者では岡田彰布(前監督)以来、...
-
ロッテ吉井理人監督が語っていた長嶋茂雄さんの「不敗神話」が崩壊した日
“燃える男”、“ミスター”の愛称で国民的人気を誇ったプロ野球元巨人監督の長嶋茂雄さんが6月3日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。享年89。選手、監督として数々の伝説、逸話を残した「ミスタープロ野球」は、身近に接した誰もにそれぞれ...
-
(1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった
立教大2年生になると長嶋はプロ野球から本格的に注目された。「スカウトが山のように来たぜ」とは長嶋の2年先輩の大沢昌芳(のち啓二)の述懐。大沢は1956年に一足早く南海に入団したが、「予想外の南海入りで喜んでいたら、監督の鶴岡(一人)...
-
日本ハム交流戦 急ブレーキは新庄監督が原因か…開幕前「11勝7敗以上」発言が選手には重圧に
「交流戦は11勝7敗以上。それでいけたら乗っていける」 日本ハムの新庄監督は交流戦を前にこう言っていた。 今季最多の貯金9を作ってリーグ首位で交流戦に突入。「11勝7敗以上」でいければ、優勝に向けて弾みがつくということ...
-
阪神・佐藤輝明いよいよ三冠王に現実味 リーグ独走17号満塁弾!「チャンスは十分にある」と球団OB
甲子園の空に高々と舞い上がった打球がバックスクリーン右へ吸い込まれた。 阪神の佐藤輝明(26)が昨8日のオリックス戦でリーグを独走する17号満塁本塁打。衝撃の一打にスタンドの虎ファンはやんやの大騒ぎで、チームの勝利に貢献した...
-
阿部巨人がミスタープロ野球から課された「宿題」…長嶋茂雄さんが今季リーグ優勝&日本一以上に望むこと
3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄巨人終身名誉監督の告別式が昨8日、東京・品川区の桐ケ谷斎場で非公開で行われた。 前日7日の通夜にはV9時代のチームメートや監督時代の教え子ら126人、この日もかつての仲間や後輩、関係者ら96人...
-
打者としての長嶋茂雄さんは理解不能 どう抑えるか考えるのもバカらしくなった
86歳になる私にも、いずれその時はくる。3学年上の長嶋茂雄さんだっていつかは……そう思ってはいたものの、いざ訃報に接すると寂しいなんてもんじゃない。 1961年に中日に入団した私は、1年目のオープン戦で4試合に投げて負けなし...
-
浅野翔吾が骨折離脱、岡本和真も不在…貧打阿部巨人を救う“大砲候補”たち
ああ、ついてないーー。 巨人は6日、3年目の浅野翔吾(20)が東京都内の病院で「右尺骨茎状突起不全骨折」と診断されたと発表した。今後は故障班でリハビリを行う。 浅野は前日5日のロッテ戦に「8番・中堅」で出場し、五回の...
-
長嶋茂雄さんはアタシの活力剤だった。優しい人であんなに情のある人はいません!
“燃える男”、“ミスター”の愛称で国民的人気を誇ったプロ野球元巨人監督の長嶋茂雄さんが6月3日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。享年89。選手、監督として数々の伝説、逸話を残した「ミスタープロ野球」は、身近に接した誰もにそれぞれ...
-
幻に終わった西武“2つの長嶋プラン”…「監督をやってくれないか」と打診までしていた
野球ファンのみならず、お茶の間にも絶大な人気を誇った巨人の長嶋茂雄終身名誉監督。かつての西武も、その人気と名声にあやかろうとしていた。 1981年、当時監督だった根本陸夫氏が自身の後任に長嶋氏を据えようと画策したのだ。「球界...
-
阪神・佐藤輝明は「三塁手クビ」なのか…右翼で9試合連続出場、メジャー挑戦にはプラスだが
むしろ、右翼手として板についてきた感がある。 昨5日の日本ハム戦で、通算100号となる16号本塁打を放った阪神の佐藤輝明(26)である。 岡田前監督時代の23年から三塁に定着したが、同年20失策で、昨季はリーグワース...
-
巨人・岡本和真「長嶋茂雄さん死去」「得点力不足」のWショック…この日も白星届けられず
なかなかミスターに白星が届けられない──。 巨人は3連敗で迎えた昨5日のロッテ戦も、先発・種市を打ちあぐね、得点は五回に吉川が放ったソロ本塁打のみ。9回3安打1失点の山崎を見殺しにし、1-1のまま延長戦に突入すると、十回に大...