中山七里 ドクター・デスの再臨

１９６１年、岐阜県生まれ。２００９年「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい！」大賞を受賞しデビュー。本作は「切り裂きジャックの告白」「七色の毒」「ハーメルンの誘拐魔」「ドクター・デスの遺産」「カインの傲慢 」に続く、シリーズ第６弾。

ドクター・デスの再臨

<110>今やめぐみ以外に頼る術はない

公開日：　更新日：
イラスト・大野博美

〈４〉

　雛森めぐみを利用して膳所の居所を特定させる――めぐみ本人からの提案は犬養の予想通り捜査本部を困惑させた。

　果たしてドクター・デスであるめぐみの呼びかけに膳所が応えるかどうか疑問に思う者もいたが、それよりも刑事被告人であるめぐみの協力を仰ぐことに心理的な抵抗… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り937文字／全文1,078文字)

【連載】ドクター・デスの再臨

この連載の一覧を見る

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう！

  • BOOKSのアクセスランキング

  1. 1

    「自由民主主義入門」仲正昌樹著／作品社（選者：佐藤優）
  2. 2

    誠光社（京都・河原町丸太町）京都の独立系書店の草分け
  3. 3

    日本の国鳥に「キジ」が選ばれた理由
  4. 4

    「単身リスク」山田昌弘氏
  5. 5

    予想外の展開に手が止まらない！極上のサスペンス本特集
  1. 6

    「葬儀から壊れていく家族」橘さつき著
  2. 7

    「認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか？」長尾和宏氏
  3. 8

    「ハウスメイド」フリーダ・マクファデン著、高橋知子訳
  4. 9

    永田琴（映画監督）
  5. 10

    「そうだ、山に行こう」沢野ひとし著

もっと見る

  1. PR

    初の男性向け情報誌「FANCL M（ファンケル エム）」創刊 ～ファンケル
プレミアム会員限定 オンライン講座 開講！
ゲンダイオンライン
ニャンダイカレンダー2026
プレゼント
お楽しみ脳トレ 数独
コクハク
日刊ゲンダイ公式写真サイト MOMENT
オリジナル家系図

人気キーワード

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る
  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場？」
  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情
  4. 4

    高市政権大ピンチ！ 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に
  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ
  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到
  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは？　
  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂！鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」
  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上
  5. 10

    高市政権マッ青！ 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち