本屋はワンダーランドだ!
-

シスターフッド書店Kanin(京都・北白川)共に二足の草鞋を履く店主2人は小学校の同級生
京都・北白川通りに面したビンテージマンションの1階にある。「シスターフッド」とは、女性同士の絆や連帯、「Kanin」はデンマーク語で「うさぎ」のこと。卯年生まれの女性2人が運営しているとの情報を得て…
-

かえるの本屋さん すうぶんどう書店(麻布十番)子どもが喜ぶ仕掛け満載の店内に時代小説が棚2メートル分
店頭のラックに雑誌がずらり。昔風? いやいや。右手に、赤い鳥居が映える「井戸のかえる神社」があるわ、店内から子どもたちの弾む声が聞こえるわ。しかも一歩入れば、鮮やかなオレンジ色の本棚に目を奪われる。…
-

Benchtime books(西荻窪)正宗白鳥、獅子文六ら「持つこと自体に意味があった時代の本」が静かに佇む
戦後早い時期の建物かも。そんなにおいのする2階建ての路面店だ。夕方に訪れると、ガラス戸の向こうに、淡い明かりが本や紙製品を照らしていた。しかも店内のすべての調度が昭和な感じの木製。 思わず、…
-

ホホホ座 浄土寺店(京都・左京区)おもちゃ箱をひっくり返したような店内に心騒ぐ
銀閣寺に近い閑静な住宅街にあるが、入ると、おもちゃ箱をひっくり返したみたい、と心騒いだ。凹凸のある天井、高低さまざまな本棚、あまたのチラシやポスター。そんな中に、わちゃわちゃと本が並んでいたのだ。 …
-

誠光社(京都・河原町丸太町)京都の独立系書店の草分け
三条や四条の繁華街から歩ける距離なのに、路肩にお地蔵様があったりするエリア。京都の独立系書店の草分け「誠光社」は、京町家をリノベーションして設けられ、ちょうど10年になる。 「アクセスがいいけ…
-

books & place LAMP(日野)英国風クラシカルな空間に店主おすすめの600冊
閑静な住宅地だ。緑いっぱいの庭に抱かれたヨーロッパ風の建物が目をひく。庭に分け入ると、ドアの前に「本と居場所 2Fへどうぞ」と小さな案内板。香り高きコーヒーを供するカフェが1階にあり、重厚な階段を上…
-

宇野書店(大塚)舌鋒鋭い批評家・宇野常寛氏プロデュース「私が好きな本と、これから読みたい本」が6000冊
「あの宇野さんが本屋を始めたって」。そんな噂を耳にして2カ月余り。「あの宇野さん」とは、政治からサブカル、メディア、ライフスタイルまで舌鋒鋭い批評家の宇野常寛さん(46)のこと。「宇野書店」は、大塚駅…
-

りんてん舎(武蔵野)本屋・出版関係書の充実ぶりと真骨頂は“文脈”で並べた詩歌
三鷹駅から北へ。西久保二丁目バス停前に小さな看板。「りんてん舎」とある。ひらがな4文字、柔らかな響きだなーとドアを開ける。整然と本棚空間が広がるも、床のところどころに本が積まれ、不思議なリズムを放っ…
-

ニジノ絵本屋2号店(水道橋)表紙の物語の音が聞こえてきそう
東京ドームシティ内。白山通りすぐの1階に、コンテナショップがかたまった一角が昨年夏にできていて、その中の一軒だ。 店頭に、超ロングセラーの「ちいさいおうち」、ロングセラーの「くつしたしろくん…
-

URESICA(ウレシカ)西荻窪「作家さんたちと一緒につくっている店、みたいな感じです」
西荻窪駅から続く「北銀座通り」に面した2階建ての建物。小窓に、すてきな装丁の9冊が並んでいる。扉を開ける。と、絵本やアート本、それに少々の一般書が静かに迎えてくれた。 「こんにちは」と店の奥に…
-

本と豆料理 豆千(川口)飲み助店主が提供する絶品豆料理とバランスの良い選書
川口駅から続く「本町大通り」に面したビルの中だが、入り口は裏側の細い道から。週末に、小さな案内ボードがぽつんと出る。扉を開けると、本の匂いに豆の香りがふわりと重なる。「本と豆料理 豆千」は、まさしく…
-

暮らしの思想(西尾久)ブックカフェも兼ねた本と花が融合する白い空間
肉屋、魚屋、果物屋などが点在する「小台銀座」。銭湯の隣に、広い窓から、本が並ぶ白い空間が見える8坪ほどの店があった。ドアを開けた途端、空気が変わった。環境音楽が静かに流れ、中央に配された三角の大テー…
-

古本や めねふね堂(谷中)元大学図書館司書の店主が集めてきた多種多様な本たちが10坪の空間に
谷根千の愛称で人気のエリアだが、曇天のこの日は観光客が少なくてラッキー。住宅の合間に個性的な店が現れる「キッテ通り」に「古本や めねふね堂」が1年ほど前にできていた。 ガラス戸を開けて入ると…
-

よりまし堂(日野・南平)「毒にも薬にもならない本は置きません」人文系本づくりのプロが選書
高幡不動の駅前は賑やかだが、隣の南平駅周辺はずいぶんのんびり。なので、すぐに見つかった。4月にオープンした「本屋とキッチン よりまし堂」の案内ボードが。 55平方メートルとゆったり。手前に本…
-

HIRAKU書店(池袋)“窓”と“本”がモチーフのサードプレイスにシェア型書店
池袋駅から明治通りを北東に進み、六叉路を越えた少し先。2階建てのしゃれた建物だ。 入ると、左手に「24時間 本屋が好き 福袋本」とシールを貼った茶封筒十数個ほどがおのおの200円で並んでいる…
-

図鑑カフェfumikura(桜台)店主は筋金入りの図鑑愛好者で地理学科出身
千川通りに面し、外から幾分かの本は見えるが、美容院? と通り過ぎる人がいると思う。私もそうだったから。惜しいことを! 店名のfumikuraとは、大和言葉の「文庫」のことだそう。「今日はどれ…
-

南と華堂(なんとかどう)日野・南平 ウッディーな空間に新刊絵本が約1000冊
閑静な住宅街に、オーラを放っていた。ウッドデッキが設けられた外側から、窓越しに本棚が見える。あ、ここだ。緑のドアを開け、「こんにちはー」。 店内に入るや、1本の川と、その周辺が描かれた、細長…
-

信愛書店 en=gawa(西荻窪)推定7坪の売り場の“旬”の棚には「皆さんに読んでほしい本」
午前10時のアポ。開店時刻より2時間も早いのに、店の奥に人の気配あり。実は旧知の本屋さんなので、ずけずけと。本棚に、紙の雑貨が増えているなーと見ながら奥に進むと、以前はギャラリーとトークのスペースだ…
-

バックパックブックス(代田橋)「“どこへでも行けるような気がしてくる本”がコンセプト」
なかなかのたたずまいだ。店頭で大量の本が、その存在をアピールしている。おっ、「ファーブル昆虫記」のシリーズだ。「水滸伝」に「西遊記」、小田実や乃南アサにも目がいったり。 そして、店内に入ると…
-

stacks bookstore(神保町)選書のほぼ全てがオーナー・山下さんが読んで心に響いた本
アパレルのショップだと思って入ってくる人も少なくないそうだ。広い窓から、しゃれたTシャツのディスプレーが見えるから。目を凝らせば、本の存在にも気づく……という感じ。 大判本「地球の食卓」が壁…
