著者のコラム一覧

孫崎享外交評論家

１９４３年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験（外交官採用試験）に合格。６６年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。９３年、「日本外交現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

日本外交と政治の正体

現代に「大逆事件、二・二六事件、ゾルゲ事件」を振り返る意味

公開日：2022/08/19 06:00　更新日：2022/08/19 06:00

（左から）リヒャルト・ゾルゲ、尾崎秀実、伊藤律（Ｃ）共同通信社

　岐阜県恵那市の恵那文化センターで8月13日、「戦前戦後史人権フォーラム」が開かれた。

　このフォーラムでは、1910年に明治政府が社会主義者らに対して行った弾圧事件の「大逆事件」や、1936年に陸軍青年将校らが下士官・兵を率いて蜂起し、政府要人を襲撃した「二・二六事件」、…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,012文字／全文1,153文字)

【連載】日本外交と政治の正体

前の記事【特別寄稿】台湾有事をめぐり米中が軍事衝突すれば、負けるのは米国だ 2022/08/11 06:00
次の記事岸田首相の「聞く力」は国民に向いているか世論調査では「説明不足」89.5％ 2022/08/26 06:00

この連載の一覧を見る

■関連記事