古谷経衡 猫と保守と憂国
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危機感のないネット・SNS利用には陰謀論やデマが介入する
オーストラリア議会は先月、16歳未満のSNS利用を制限する法案を可決した。SNSが世界的に普及するなか、同様の立法は米フロリダ州で14歳未満のSNS利用を禁ずるなど、広がりを見せている。 S…
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第3次世界大戦の前哨時代 日本が取るべき生存戦略
第3次世界大戦はウクライナ戦争により既に勃発している、と発言したのはエマニュエル・トッドであった。バイデン政権はここへきて、ウクライナ側に米国製地対地ミサイルATACMS(エイタクムス)での攻撃を容…
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国民民主党は劣化版「民社党」と化した…玉木代表は不倫以前に、ヘイトスピーチや差別の周縁に立っている
国民民主党の玉木雄一郎代表が、39歳の元グラビアアイドルと不倫関係にあったことが週刊誌報道ですっぱ抜かれ、玉木はこれを認めて陳謝した。玉木とくだんの女史は、クリントンとモニカ・ルインスキーほどの影響…
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「ポスト石破」の高市早苗氏に暗雲…石破首相は選挙には負けたが安倍派には勝った
これ以上ない石破首相の大敗北である。なぜ石破は「これまで明朗に言ってきたこと」を初手で実行できなかったか。「しょせんそれまでの政治家」とすればそれまでだが、敗北の原因はすべてこの一言だ。だが、石破は…
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衆院選・福井1区の戦い ネット保守は裏切り者を許さない
いよいよ衆議院選挙が始まるが、福井1区で奇妙な戦いが行われている。参政党公認の田中こはる候補である。選挙事情に詳しい者なら、福井1区は自民党の稲田朋美氏の強固な地盤であることを知っているだろう。田中…
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石破新政権誕生にショックを受ける高市早苗応援団の「懲りない面々」
「その子を知らざれば、その友を視よ」とは荀子の言葉である。自民党総裁選で石破茂氏と争った高市早苗氏はどのような政治家か。高市氏を推薦した議員や、高市応援団の面々を視れば、おのずとその答えは出るわけであ…
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日本で大学に進学する意味はあるのか
9月10日、東京大学が学費値上げを発表した。これまで年額53万5800円だったものが、2025年度入学生からは、2割値上げして約64万円強にするという内容である。早速、学生団体などが猛烈な抗議活動を…
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兵庫県知事から石丸伸二と同じ危うさを感じる
兵庫県の斎藤元彦知事(46)のパワハラ問題は、ついに百条委員会での尋問にまで発展した。パワハラというより、もはや刑事事件に近い印象である。なにが知事をそうさせたのか。 地元で製造業を営む豊か…
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野党勝利のためには自民党は「高市早苗新総裁」が望ましい
9月27日に行われる自民党総裁選で、出馬に意欲を示している者だけでも10人を超える混戦になっている。もっとも実際には、ここから数人が脱落するだろう。しかし自民党始まって以来の総裁候補者数になる可能性…
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右翼の大物・笹川良一に学ぶ「古谷式株式投資術」のすゝめ
日経平均が8月5日に史上最大の下げ幅を記録し、その後も乱高下が続いている。日銀の利上げ幅は小さかったが、投資家への心理ショックは絶大で、政府・日銀の大失敗と記憶されよう。「貯蓄から投資へ」という国の…
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飲酒・喫煙で五輪選手の未来をつぶす日本社会の異常さ
パリ五輪体操女子日本代表の宮田笙子選手が、トレーニングセンターで飲酒していたことが内部通報によって確認され、加えて喫煙も認めたことから同五輪出場を辞退した。辞退といえば聞こえがいいが、事実上の懲罰処…
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東京都知事選で石丸伸二氏を支持した「意識高い系」の空っぽさ
大番狂わせとはこのことである。都知事選挙で石丸伸二氏が落選したとはいえ、蓮舫氏を約40万票上回る約166万票を取り、堂々の2位に浮上した。本連載「石丸伸二から感じる耐えがたい危うさ」(6月27日付)…
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石丸伸二から感じる耐えがたい危うさ
東京都知事選挙に立候補している広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏が話題だ。私は石丸氏から耐えがたい危うさを感じる。立候補前、討論会、街頭演説などでの言動など、その全てから危険な何か、を感じる。あふれ…
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出生率1.20…いま必要なのは「結婚対策」である
合計特殊出生率が1.20となり過去最低を更新した。工業国で出生率が低下するのは日本だけではない。韓国は0.72、台湾は0.87、イタリア、ドイツ、中国も1.1~1.3と低迷する。この背景はシンプルで…
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遠くにあった政権交代の足音が、いま急速に近づいている
世の中が変わるときの空気感には、六分の興奮と四分の沈鬱が入り交じっている。1993年、細川連立政権が誕生したとき私は小学5年だった。普段政治の話などしない父親が、「55年体制崩壊」と書かれた北海道新…
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殺人犯の「弱者男性」を擁護するネット世論の怪異
東京・新宿のタワーマンション敷地内で、平沢俊乃さん(25)が殺害された事件にあって、すわ“被害者叩き”が加速している。平沢さんは元ガールズバーの経営者でありキャバクラ嬢として有名であったともされるが…
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自民・杉田水脈議員がまた炎上…教育勅語礼賛は無知・無教養の集積だ
自民党の杉田水脈議員が教育勅語を巡ってまた炎上である。いわく杉田氏が出席した集会で「全員で教育勅語を唱和。背筋が伸びる思いがしました」とのこと。杉田氏が昨年から特にこの手の言動をXに投稿している背景…
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現代日本はまさに「貧すれば鈍する」経済停滞の果てに“死の商人国家”に向かう
先般、英伊と共同開発する次期戦闘機を第三国に輸出する方針が閣議決定された。この背景は実に単純である。日本の防衛産業が外需を求めているからであり、その前提には日本が旧来、輸出産業の根幹としてきた半導体…
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日本の公教育は「刑務所」に似ている
俗に「刑務所モノ」と呼ばれる漫画やエッセーを読むのが好きだ。古くは安部譲二氏の「塀の中の懲りない面々」、近年では花輪和一氏の「刑務所の中」、土山しげる氏の「極道めし」なども良い。塀の中の生活は一般人…