著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ハガチー秘書への暴挙が抗議デモを萎縮させたという皮肉

公開日: 更新日:
デモ隊の包囲の中、ハガチー氏を救出して飛び立つ米海兵隊のヘリコプター(1960年6月10日、羽田空港)/(C)共同通信社

 ハガチー秘書の自動車を包囲しての暴挙は、国の内外に反響を呼んだ。「暴挙は国際的な常識に欠ける」というのは否めない事実であった。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストは、日本の民主主義がまだまだ未完成で、世界で笑い者になっていると報じた。アメリカ側からは「こんな屈辱を受けた以… 

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