著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(46)今後の改憲論議が進む道を示唆する自民党議員の軍事第一主義の質問

公開日: 更新日:
戦時中、竹やり訓練をする日本人(1945=昭和20=年ごろ)/(C)共同通信社

 自民党の大坪保雄と政治学者の中村哲のやりとりをもう少し見ていくことにしよう。

 大坪の意見は、神川彦松とあらゆる点で共通点がある。つまり大日本帝国憲法のもとでの支配階級は、新憲法にこのような不満、不信を持っているという意味になる。日本社会は主権が制限されていたではないか、… 

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