著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(44)冷戦の軍事拠点化で損なった日本の自主性、米国にへつらう中で議論される改憲論の危うさ

公開日: 更新日:
来日したニクソン米副大統領夫妻と会見、握手をする天皇陛下と皇后陛下(皇居=1953=昭和28=年11月16日、宮内庁撮影)/(C)共同通信社

 飛鳥田一雄(社会党)の、公述人の神川彦松への質問の中に、今こそ注目しておく必要のある内容がある。その点について触れておこう。

「憲法の改正論は、ニクソン副大統領(保阪注、のちのアメリカの大統領)が日本にやってまいりまして、日本にこういう憲法を持たせたのは間違いだった、こう… 

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