本革&スマホアプリが変えた 加熱式たばこは新たな嗜みに
年齢を重ね、社会的な地位が上がると、持ち物や愛用品にもちょっとしたラグジュアリー感を醸したいもの。『人は一般的に、内容より外見で判断する。内面を判断できる洞察力を持つ者はまれである』と言ったのはイタリアの思想家ニッコロ・マキャヴェッリ。そう、人格はモノに出るのだ。
2018年6月にデビューした「jouz 20」は、2~3時間の充電で20本連続喫煙が可能な加熱式たばこデバイス(フィリップ・モリス「ヒートスティック」対応)として話題をさらったが、2019年4月9日、ラグジュアリーかつプレミアムな新モデルが加わった。「jouz 20 Pro」(¥12,980・税込み)だ。
3段階の温度設定が可能に
特筆すべきポイントは2つある。1つめは、ボディーに最高品質の本革を使用していること。これまでの加熱式たばこデバイスにはなかった、葉巻を携帯するシガーケースにも似たラグジュアリーなルックスと手触りを実現。しかもハンドメードというのだから、40代のビジネスマンなら所有欲がくすぐられるのは確実だ。本革のカラーはネイビーブルーとワインレッドの2色だ。
もう1つは、デジタルガジェットとしても進化を遂げたことだ。20本連続喫煙という特長はキープし、Bluetoothによるスマートフォン連携機能を追加、アプリから温度設定を「低音」「中温」「高温」の3段階で設定することが可能となった。またアプリでは、チャイルドロックやセルフクリーニング、jouz本体のファームウエアの更新などが可能だ。(※アプリはGoogle Playのみの提供)
東京・銀座で開催されたデビューレセプションで実際に「jouz 20 Pro」を使ってみたが、まず約63グラムという卵1個ほどの軽いボディーながら、本革を使ったことによる高級感や重厚さが伝わってくる。得意先とのレセプションやパーティーなど、あらゆるシーンで馴染むだろう。
本体のファンクションボタンを押してスマホアプリと連携し「低・中・高」から温度を選んだら、ヒートスティックを本体に挿入。3つのLEDランプがすべて点灯&短いバイブレーションで喫煙が可能になる。各温度でヒートスティックの風味や味わいをより自分好みに調整できるため、温度を高くしてコクのあるリッチな味わいに、低温でまろやかにといった“嗜み”のバリエーションがより広がった。1本あたりの喫煙時間は約6分だ。
【jouz 20 Pro 販売サイト】
Amazon https://amzn.to/2GAimnU
jouz初のVAPEも今夏発売
jouz 20 Proの発売に合わせ、同ブランド初となるノンニコチンのVAPE専用モデル「jouz S」の詳細も発表された。本体はjouz 20 Proよりさらにスリム、ステンレスを使ったシームレスボディーでダークグレー、シルバー、ゴールドの3色をラインアップ。フレーバーリキッドはヴァージニアタバコ、マスカットグレープ、ブルーベリー、メンソール、コーヒーの5種類から選べる。発売はこの夏を予定していて、販売価格は未定だ。
jouzとは、たばこを吸う人も吸わない人も気持ちよく共存できる社会の実現を目指し、業界の垣根を越えて集まったエンジニアやデザイナーたちによって2018年に立ち上げられた、日本発のブランド。「自由は、進化する。」を新たなコンセプトに存在感を高めている。嗜むことにこだわりを持ち始めるミドル世代なら、ぜひ心に刻んでおいてほしい。