また躍進 国民民主党のシタタカ戦略
-
(4)露呈するガバナンス不全、急ぐ足場固め
今回の参院選で国民民主党は、参院でも予算を伴う法案提出の権利が得られる議員数21人を上回る22人となった。 「比例の議席得票数において野党第1党、自民党に次ぐ第2党となり、大きな責任を感じてい…
-
(3)巨大既存政党の“敵失”が重なった幸運
国民民主党の躍進は、特に秀でていたからというわけでもないだろう。自民党、公明党の与党や、野党第1党の立憲民主党など既存政党への不信感などが募り、新たな選択肢を求めた有権者の多くが、国民民主や参政党に…
-
(2)参院選中に押し出した「年少扶養控除の復活」が“公約の目玉”になっていった
7月14日午後7時15分、千葉選挙区(改選数3)のJR新浦安駅前広場。国民民主党候補の小林さやかの演説会場は、月曜の夜にもかかわらず、多くの聴衆が集まっていた。代表の玉木雄一郎もこの日、沖縄、神奈川…
-
(1)反転のカギは参院選中盤戦での「SNS2.0作戦」だった
先の参院選で国民民主党は、目標の16を上回る17議席を獲得した。比例票も2022年参院選の2倍を超す約762万票を得て自民党に次ぐ2位。しかし、今年5月に元衆院議員の山尾志桜里を公認内定以降、政党支…