ニセコに2つの新規施設「NEST813」「ALPEN NODE」オープン~東急不動産
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国際的マウンテンリゾート「ニセコ」
東急不動産グループは2022年10月、北海道・倶知安町と包括連携協定を締結したことを機に、国際的マウンテンリゾートとして高い評価を得ているニセコを冬だけでなくオールシーズン通じて盛り上げるべくさまざまな施策を講じている。
そんな中、2025年12月に新規開業を迎えた2施設「NEST813」「ALPEN NODE」の内覧会が現地で行われた。
さらなる利便性・輸送力・来場者の体験価値の向上を目指して
現在、東急不動産はニセコ東急リゾート、東急リゾーツ&ステイとともに開発・運営する「ニセコ東急 グラン・ヒラフ(北海道倶知安町)」において国際的マウンテンリゾートとしてのさらなる利便性・輸送力・来場者の体験価値、それぞれの向上を目指している。
同社では1985年からニセコ・ヒラフエリアでのスキー事業に参入、2024年から26年にかけて100億円超の投資を計画。スキー場施設を順次更新していく予定で、今回の2施設の新規開業は一昨年のシーズンまで38年間にわたって稼働していた日本最古のクワッドリフト「エース第2センターリフト」に代わって昨冬から運行を開始した最新式ゴンドラ「エースゴンドラ」の設置やレストランのリニューアルに続くものだ。
「Value up NISEKO 2030」プロジェクト進行中
ニセコにおける東急不動産の活動の礎となっている考え方が「Value up NISEKO 2030」プロジェクトだ。
これは2030年に向け持続可能な発展を目指すリゾート、選ばれ続けるデスティネーションとして世界に通用する「NISEKO」ブランドを行政・地元企業・地域の人々と連携して課題解決やエリアの活性化を実現することを目的とした「まちづくりプロジェクト」。
同社では「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」を通じて「アジアナンバーワンの国際的リゾート」の実現を目指し、来場者の体験価値の向上に向けて今後もさまざまな取り組みを推進していくとしている。
ゲストとニセコを結ぶ施設
今回の新規開業施設の1つ、ホテルニセコアルペンの跡地にオープンした「ALPEN NODE」は約240席を備えたブリュワリーレストラン・バー「POWDERHOOD RESTAURANT&TAPROOM(パウダーフッド レストラン&タップルーム)」とショップが併設した施設。
「NODE」とは「結び目、繋ぎ目」を意味する英語で、アルペンホテルを表すアルペンと組み合わせることで歴史や記憶の承継の思いを込めるとともに、多国籍のゲストとニセコとを結び合わせる施設になってほしいとの思いから名付けたという。
店内では同社施設との協業実績があるトランジットグループが開発した初のクラフトビールを来年2月をめどに施設内で醸造開始、国産和牛バーガー、倶知安町産ジャガイモなど地元食材をふんだんに使った多彩なメニューとともに堪能できるのが嬉しい。
また、ハイシーズンには夜11時まで営業することで、これまでの「グラン・ヒラフ」に不足していたナイトタイムの滞在の楽しみを提供していくとしている。
ワンランク上のプレミアムレストラン
さらに、もう1つの新規開業施設「NEST813」は昨年度開業したエースゴンドラ山頂駅舎の2階、施設名にある標高813mに位置する、遮るもののない羊蹄山の眺望が眼前に広がる絶好のロケーションが自慢のプレミアムレストラン。
座席数は380席を数え、「グラン・ヒラフ」内のレストランでは最大規模を誇る他、オールシーズンの利用を想定した展望テラスなども備えている。
店内では目の前でカットされる臨場感とともに楽しめる和牛ローストビーフや焼き立てパン、北海道産トウモロコシのスープなど従来のゲランデ食の常識を覆すワンランク上の上質なメニューが楽しめるのも大きな魅力。
スキーやスノーボードを楽しむ人に加え、観光でゴンドラを利用する人にも旅の目的地となるような特別なレストランとなりそうだ。
東急不動産がNACの全株式を取得
内覧会では大きなニュースが発表された。それは東急不動産のグループ会社である東急リゾーツ&ステイが倶知安町でアドベンチャー事業を展開する株式会社NACの全株式を取得したということだ。
両社にはニセコにおいて夏場の観光需要の拡大、通年での雇用機会の確保などといった早急に解決しなくてはならない課題がある。その点、NACはニセコエリアで30年にわたってラフティングなどのアドベンチャー事業を通じてグリーンシーズンの賑わいを牽引してきた企業であり、修学旅行の受け入れなどにも大きな実績を持つ。
その株式を取得することでNACが展開するアウトドアアクティビティやアドベンチャーサービスと「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」のサマーゴンドラやレストランなどの連携を深化し、ニセコエリアのさらなる夏の賑わい創出を図るとともに、オールシーズン型マウンテンリゾートとしての地位確立を目指そうというわけだ。
今回の株式譲渡に際してNAC前代表のロス・フィンドレー氏は、
「今回、数ある選択肢の中から『グラン・ヒラフ』を事業承継先として選んだ理由は『グラン・ヒラフ』がこれまで地域活性化や観光振興に積極的に取り組んでおり、私たちNACの理念やニセコへの想いに共感していただけたからです」
「『グラン・ヒラフ』の持つ豊富な経験と経営資源がNACの可能性をさらに広げてくれるものと確信しています」と語っている。
アジアで初めて「Swatch Nines Snow」を来春4月に開催
さらにもう1つ、大きなニュースがある。
世界最高峰のアクションスポーツイベント「Swatch Nines Snow」が2026年4月6日~11日の6日間、アジアで初めて「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」で開催されることになったのだ。
このイベントは世界最高峰のスキーヤーとスノーボーダー、そしてクリエイティブの最前線を走る映像クリエイターたちが一堂に会し、革新的なトリックと圧倒的な映像美で観客を魅了するというもの。
従来の競技大会とは異なり、「競い合う」のではなく「魅せ合う」ことが目的の大会であり、「スポーツ×アート×メディア」が融合した次世代型エンタテインメントとして大きな注目を集めそうだ。
今後のニセコから目が離せない
ニセコの豊かな大自然を背景に2030年に向けて着々と進む「Value up NISEKO 2030」プロジェクト。
オールシーズン型の国際的スキーリゾートを目標とするニセコは東急不動産が目指す持続可能な発展を目指すリゾートとして、ここを訪れた人々がワクワクする新しい価値を創造してくれることだろう。
内覧会でメディアに向けて説明を担当した東急不動産株式会社ウェルネス事業ユニット ホテルリゾート事業本部リゾート事業部ニセコ事業グループ・グループリーダー課長の野末貴史さんは「これからもニセコはますます進化し、その魅力を皆さん発信し、オールシーズン型マウンテンリゾートとして1年を通して楽しんでいただけるように努めていきます。ニセコ東急 グラン・ヒラフの今後にどうぞご期待ください」とコメント。
今後もニセコには大いに注目していきたい。
提供:東急不動産「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」
