白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた
今年6月に相撲協会を退職した元横綱白鵬(40)。協会内では「我慢していれば……」の声があるという。
昨年2月、自身と弟子の不祥事により、師匠を務めていた宮城野部屋が一時閉鎖。伊勢ケ浜部屋預かりのまま1年経っても復興されず、犬猿の仲と言われる元横綱照ノ富士(現伊勢ケ浜親方)の下につかされることに堪忍袋の緒が切れて退職に至った……というのが大筋だ。
しかし、ある角界OBは「協会は2年間のみそぎを経た上で、宮城野部屋の再興を本気で考えていましたよ」と、こう続ける。
「かつて不祥事で一時閉鎖、北の湖部屋預かりとなった木瀬部屋は2年で復興。相撲協会はとにかく前例主義ですからね。最低でもそこまで我慢すれば許さざるを得ない。逆に復興を許さないと、それが“前例”となってしまう。弟子の不祥事は、親方衆にとっても明日は我が身ですから」
とはいえ、白鵬が協会内で煙たがられていたのは事実。現役時代からやりたい放題で、親方になる際は「協会のルールから逸脱しない」などと誓約書まで書かされた。


















