J・チェンとも共演 “女ドラゴン”大島由加里の女優引退後

「シンシア・ラスター」の名で大活躍（提供写真）

　中国服風の衣装を着ているのはそのためか。

　ところで、大島さんはフィリピンであまたの映画に主演したトップ女優だった。それがなぜ、Ｕターンを？

「９８年に中国・深圳で撮影中に左ヒザの靭帯を切断してしまったんです。回復に時間がかかり、アクション女優を断念せざるを得なくなりました」

　０２年に帰国。手術でヒザは回復したものの、女優復帰はならなかった。

「だけど、リハビリ中にある舞台を見たのが転機になりました。アクションの完成度が低く、私だったらこうやるのに、って思いが募りましてね。幸い、日体大女子短大で教員免許を取ってたし、後進を育てる道に入るのは当然と言えば当然だったんでしょう」

　専門学校の特別顧問だけではない。

「カンフーと空手を織り交ぜた健康ダンス『武術舞』教室、福岡市の観光ＰＶの制作、福岡フィルムコミッションとタッグを組んでの映画ロケの誘致活動。それと小２の長女の子育てと毎日時間と追いかけっこしてます」