カルーセル麻紀さん10年ぶり映画出演…「アタシもう80よ！」極寒の北海道ロケ経験し新境地

死ぬなら毛皮と宝石に囲まれて自分のベッドで死にたいわ

「一月の声に歓びを刻め」。2月9日から、テアトル新宿ほか全国公開（Ｃ）bouquet garni films

　女優冥利とは？

「普通はこの年ならヨイヨイよ。よくぞ使ってくれたというありがたさが勝るんです。カメラが回る前まではガクガク体の震えが止まらないんだけど、カメラ回ると止まるんですよね」

　80代になって終活を考えることは？

「2軒ある家は荷物だらけだし、着物や宝石はこの先どうするんだろうと思ってしまいます。でも養老院には入らない。死ぬなら毛皮と宝石に囲まれて自分のベッドで死にたいわ（笑）。アタシ、死ぬ気がしないの。今もたばこは1日2箱、毎晩酒を浴びるほど飲んで、死ぬ時はコロッといけばそれがいいじゃないですか」

　2024年は昭和99年。

「昭和17年生まれですから、戦時中よ。芸歴も60年。10年前に映画もこれでおしまい、って思ったけど“私まだできるんだわ！”って体感して、女優として欲が出てきました。昭和100年もまだまだやります！」