「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」興収10億円超 難病もの作品は新たなフェーズに
映画題材にコンスタントに取り上げられるようになったのは、急性骨髄性白血病に侵された長澤まさみ演じる女子高生が主役の「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)以降だろう。興行収入85億円の大ヒット、平井堅の挿入歌も話題になった。
ここから、末期の乳がんになった榮倉奈々のヒロインと、永山瑛太扮する恋人を描いた「余命1カ月の花嫁」(2009年)、膵臓の病に侵された浜辺美波と、北村匠海の高校生同士の恋を映し出した「君の膵臓をたべたい」(17年)、遺伝性の肺の病に罹った小松菜奈と、坂口健太郎の恋人との10年にわたる愛の日々を描いた「余命10年」(22年)など、いずれも興行収入30億円を超えるヒットを記録。「難病×ラブストーリー」は、ヒット映画の1ジャンルになった。
最近でも、余命半年と宣告された當真あみ演じる高校1年生と、齋藤潤扮する同級生との運命的な恋を描いた「ストロベリームーン 余命半年の恋」(25年)があった。限られた時間で、人は誰かをどのように愛するのか、主人公の年齢が若ければ若いほど、切なさを伴ったドラマになる。


















