がん
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声優の櫻井智さんが他界…多臓器がんは複数あっても延命できる可能性も
声優の櫻井智さんが多臓器がんで亡くなったことが報じられました。享年53。ご本人のXによると、「多臓器癌の症状が悪化したため8月4日に緊急入院となりましたが、症状が改善せずに誠に残念ながら8月13日に永眠しました」とのことです。 ...
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世界が注目する新がん治療「光免疫療法」のメリットとデメリット
新たながん治療「光免疫療法」をご存じか? 日本では2020年、世界に先駆けて保険適用となった。中部国際医療センター頭頚部がんセンター長、耳鼻咽喉科部長の久世文也医師に話を聞いた。 光免疫療法のメカニズムをざっと説明するとこう...
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和泉雅子さんを襲った「原発不明がん」は探索に時間をかけず直ちに治療開始が大切
冒険家で女優の和泉雅子さんが7月9日、原発不明がんで亡くなったことが18日に発表された。77歳だった。 日本人女性で初めて北極点に達したことで知られる和泉さん。その命を奪った原発不明がんとは、どのようながんなのだろうか。 ...
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「ななめ45゜」岡安章介さん下咽頭がんとの闘いを語る
「治療を楽しめ。なかなか経験できないことなんだから! メモなり日記なりつけて、芸人として自分の財産にしようよ」 これは先輩からいただいた言葉です。自分になかったこの発想のおかげで、一気に治療に前向きになれました。 「下咽...
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女優カン・ソハさんが31歳で他界…「胃がん」遺伝子変異で若年発症のリスク
韓国女優のカン・ソハさんが胃がんで亡くなったと報じられました。31歳の若さです。 報道によれば、昨年、映画の撮影を終えると不調を感じたようで、検査の結果、胃がんと診断。その後、抗がん剤で治療を続けていたところ、1回目を終了し...
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熊田曜子さんが受診を投稿…子宮頚がんは2段構えの検査で発見率ほぼ100%
タレントの熊田曜子さん(43)が「子宮頚がん検診」とのタイトルで投稿したブログが話題を呼んでいます。検診そのものは女性ならおなじみでしょうが、自身のYouTubeのリンクが張られていて、その後の精密検査の様子が克明にアップされている...
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高血圧の薬で腎臓がんのリスクがアップする?カルシウム拮抗薬で40%増
腎臓がんはがんの中でも早期発見の難しいがんとして知られています。そのため進行した状態で見つかることが多く、その予後も悪いのです。 高血圧は心臓病や脳卒中など多くの病気のリスクとなり、降圧剤による治療はそのリスクを低下させるこ...
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歌手・蒼一心さん公表の大腸がん…夏は検便が偽陰性になるリスクが2割
読者の皆さんはがん検診を受けているでしょうか。歌手の蒼一心さん(42)は血便をキッカケに医療機関を受診したところステージ3の大腸がんと判明。しかし、1年ほど前から突然の腹痛や吐き気、めまいといった症状があり、その前兆を放置したことで...
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すい臓がん治療「MRリニアック」の画期的な成果…北村総一朗さんは治療後2年で転移なし
俳優の北村総一朗さん(89)が、すい臓がんの闘病生活についてブログに投稿したことが話題です。「(7日に受けた)ペットCTの結果を携えQST病院にてMRIの検査を受けた。どうやら癌は多少大きくなっている。だが幸いなことに、未だ転移は見...
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日本での「胃がん」は近い将来激減する可能性…ピロリ菌の感染率が影響
日本で胃がんの9割以上は、ピロリ菌感染が原因といわれています。感染率は年齢が上がるほど高く、60代以上は80%と高率ですから、中高年は除菌を勧められたことがあるかもしれません。 国立がん研究センターと星薬科大の研究チームは除...
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がん治療情報の44%がウソ…ネット上で本物を見極める“眼力”を
日常生活の情報収集でネット検索やSNSは、欠かせません。病気についてもそうでしょう。外来で患者さんとお話ししていると、ネットで仕入れたと思われる情報を耳にすることが少なくありません。読者の皆さんはいかがでしょうか。 SNSに...
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つボイノリオさんも公表…「前立腺がん」最新の放射線治療は週末2回でOK
高齢化に伴って前立腺がんを患う人が増えています。全国がん登録によれば、2000年に2万人ほどだった罹患数は、21年には9万5584人と10万人近くになっているのです。 この男性で最も多いがんであることを1月に公表したのがラジ...
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バイデン前大統領が公表した「前立腺がん」は早期発見が大事…PSA検査を上手に利用する
米国のバイデン前大統領(82)が5月18日、骨転移のあるステージ4の前立腺がんを公表した。バイデン氏が最後に前立腺がんの検査を受けたのが2014年で、この11年間に発症して進行していたことになる。前立腺がんは70歳以上に多く見られ、...
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膵臓がんはなぜ早期発見が難しい?「尾道方式」なら5年生存率は全国平均の約2.5倍
乳がん治療の第一人者で昭和医科大特任教授の中村清吾医師が5月9日、膵臓がんで亡くなった。68歳だった。中村医師は2023年5月にステージ4の膵臓がんで、肝臓に転移していることを公表し、化学療法(抗がん剤)を受けていた。 中村...
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膀胱がんの5割はたばこが関係…他界した小倉智昭さんもリスク知らず
たばことがんの関係というと、一般の方は肺がんを思い浮かべるかもしれません。肺もそうですが、膀胱もたばこの影響を受けやすいことが知られています。 韓国では、40歳以上の閉経女性約136万人を追跡したところ、たばこを吸わない人に...
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チャン・グンソクが手術を回顧…甲状腺がんは穏やかなタイプでも男性は高リスク
韓流スターに人気が集まる中、俳優チャン・グンソクさん(37)は甲状腺がんで闘病していたことを振り返っています。韓国で13日に放送されたバラエティー番組の終盤で次回のゲスト出演が予告され、闘病当時の心境を語ったそうです。 「いく...
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コロナ禍に定着した“受診控え”で進行がんになる悲劇
コロナ禍が明けて2年あまり、生活はコロナ前の状態に戻っていると思いますが、皆さんの受診スタイルはいかがでしょうか。これについて気になるニュースがネットに掲載され、注目されています。その内容は以下の通りです。 ピアニストの竿下...
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目覚めると激痛が…歌手の市川由紀乃さん卵巣がん手術を振り返る
「悪性の可能性が高いので入院、手術が必要です。仕事はいったん全部ストップしてください」 それは2024年6月、ちょうど松平健さんの座長公演に出させていただくことになって、1回目のお稽古を終えたところでした。「すぐ来てください」...
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マッサージで血流が良くなるとがん細胞が活発化するは本当か?
がん患者にマッサージをすると、がん細胞が活発化してしまう──。こんな話を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。巷で言われるこれ、本当なのだろうか。 記者は一昨年に乳がんが判明、現在治療中のがんサバイバーだ。 が...
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宮崎市が4月から助成のHPVワクチン…男性こそ接種が必要な感染率の高さ
宮崎市は4月から男性のHPVワクチン接種費用を全額助成することを打ち出しています。全国的に男性向けの助成が広がる中、九州では初めてです。今回は、このワクチンについて紹介しましょう。 HPVはヒトパピローマウイルスの略称で、性...
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ステージ3「結腸がん」70代患者はなぜ抗がん剤を受けられなかったのか?
心臓病の発症後にがんを患う高齢者も少なくない。当然、治療法は通常のがん治療とは異なる。心筋梗塞を患い大腸がんを併発した場合はどうなるのか。 都内在住の矢野英之さん(仮名=76歳)は、30年来の糖尿病患者。体重が約100キロも...
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がん血管内治療は「アブスコパル効果」の導火線になる
がん治療における「アブスコパル効果」をご存じか? がん組織の一部を治療しただけでも他の場所のがんが小さくなる現象のことを言う。放射線治療などで時折見られるこの現象の頻度を高め、がん治療の新たな武器とする方法が研究されているなか、がん...
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俳優の三夏紳さん前立腺がんの全摘手術後に執刀医から頭を下げられ…
「大腸がん」や「脳梗塞」も経験しましたが、話として一番盛り上がるのは10年前の前立腺がんかな。 血尿が出たんですよ。最初は大したことなかったんですけど、だんだん血の混じる割合が多くなって病院へ行ったのです。初めは「前立腺肥大か...
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食道もすい臓も…がんリスクは歯周病でアップする
歯周病は、細菌感染による炎症で歯茎が腫れて出血したり、歯茎の骨が溶けたりして、最悪の場合、歯が抜けてしまいます。口の中の病気ですが、最近はがんとの関係も明らかになっているのです。 横浜市立大付属病院歯科・口腔外科・矯正歯科の...
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難治のすい臓がんでもステージ1なら10年生存率は3割ある
がんの治療成績を比較するとき、生存率が使われます。一般には5年生存率ですが、国立がん研究センターは10年生存率も調査。その最新版が公表されました。対象は、2012年にがんの診断と治療を行った361施設、約54万人です。 生存...
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お腹を切らずに治す大腸がんの内視鏡治療「ESD」…第一人者が解説
大腸がんと胃がんは、がんの中でも患者数が多い。これらは早期の場合、内視鏡による切除という治療選択肢がある。外科手術と異なり臓器を残せるので体への負担が少ないが、「内視鏡切除が可能なのに、残念ながら外科手術となっているケースが多々ある...
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原発不明がんで亡くなった森永卓郎さんの訃報で思うこと
分かりやすい経済解説で定評がある独協大教授の森永卓郎さんが28日、原発不明がんで亡くなりました。その前日までラジオ番組に出演されていたことが話題になったので、驚いた方もいるかもしれません。 一般にがんは発生した部位を原発巣と...
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「肺腺がん」はステージ3でも根治の可能性がある
肺がんの罹患数は12万人で、大腸がんに次ぐ2位。死亡数は男性1位、女性2位で、5万人超の命が奪われています。日本人によく見られるがんのひとつですが、ITジャーナリストの三上洋さん(59)は2つのがんが見つかり、そのうち1つがステージ...
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早期の「乳がん」治療で新たな選択肢 乳房を切らないラジオ波焼灼療法が23年末から保険適用で実施
早期乳がんに新たな治療選択肢が加わっている。岐阜県・中部国際医療センター乳腺外科/乳癌治療・乳房再建センターの德丸剛久副部長に話を聞いた。 新たな治療選択肢とは「ラジオ波焼灼療法」だ。乳がんの中に細い電極針を差し込み、ラジオ...
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血液がんの「CAR-T療法」保険適用から5年…その実力は?
「CAR-T(カーティー)療法」は、新たに登場した血液がんの治療だ。日本で初めて承認されたのが2019年。当時は国内4施設でしか実施されていなかったが、現在は69施設まで広がった。北海道大学大学院・血液内科の豊嶋崇徳教授にどういう治療...