「Michael/マイケル」MVの礎を築いた名パフォーマンスをマイケル・ジャクソンの実の甥で再現

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 “キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンを描いた伝記映画「Michael/マイケル」(12日公開)。海外では公開初週末に全世界で興行収入2億1740万ドル(約346億円)を稼ぎ出し、4週目には累計7億ドルを突破。音楽伝記映画では、9億ドルを超えた歴代第1位の「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)もすでに射程圏内の大ヒット作である。

「ボヘミアン・ラプソディ」が興行的にも作品評価的にも成功を収めてから、音楽伝記映画は次々に作られてきた。主なものを挙げると、エルビス・プレスリー=「エルヴィス」(22年)、ボブ・ディラン=「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」(24年)、ブルース・スプリングスティーン=「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」(25年)などがある。エルビスのパフォーマンスを完全にコピーした「エルヴィス」のオースティン・バトラー、若き日のボブ・ディランの歌声を再現した「名もなき者」のティモシー・シャラメら、俳優の熱演は話題になったが、興行的には「ボヘミアン──」以上のものはなかった。

「Michael/マイケル」のプロデューサーは、「ボヘミアン──」のグレアム・キング。伝説を超えるのはやはり伝説を作った者ということか。今作は、少年時代からマイケルのすべてを支配しようとする父親ジョセフ、彼を愛で支え続けた母親キャサリンとの関係を描きながら、孤独の中で父親の重圧から逃れるためにも自らのパフォーマンスと音楽のセンスを磨き、やがて音楽、ダンス、更には画期的なミュージックビデオの映像表現によって、新たな時代を切り開いたマイケルが、世界的に成功を収めるまでがつづられる。

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