池乃めだか芸歴60年を振り返る(後編)「単に時代に合わせてきたというか、カン! フィーリング、フィーリング♪」
──芸人人生の分岐点は間寛平との出会いだった。
寛平さんとの出会いが大きかったね。寛平さんはホンマに面白い人。コンビよりファンとして、毎日舞台立ってて楽しかったね。凄いところいうたら“瞬発力”かな。そんな話せんでも面白いヤツは面白いねんな、と感心してましたね。
──そんな新喜劇で軌道に乗り始めた30歳で結婚。
「毎日ナンボあったら生活できる?」て、奥さんに聞いたら「ひと月13万円あればいけると思うわ」て言うから、給料もろたら渡して。何でも自分でパパーッとできるようになりたいけど、若い頃から全部奥さん任せ。奥さんには感謝はしてるけど、まぁ、奥さんもあきらめてるやろ。
──新喜劇といえば座長の存在も大きい。
おかげさまでいつもお客さんいっぱいでありがたいと思います。僕らが若手の頃は座長というポストはなかった。でも、お芝居が上手で、頭が良くて、フリートークもようしゃべらはる「この人が座長やな」という共通認識があった。花紀京さん、岡八郎さんがそうやね。小籔さんも昔の座長みたいな方で、誰が見ても、名実ともに座長でしたね。
──仲のいい芸人は?
波長が合うのはスチ君(すっちー)とかね。頭がええから、知らん間に僕を導いてくれるんです。ここでこう言えば、こんな答えが返ってくるてわかっているから、舞台で一緒やったら心強いね。
──テレビにCMと大活躍するようになったが。
そんな時代あっという間に過ぎてしまう(笑)。


















