母入院&兄家出で生活保護を…池乃めだかの“壮絶少年時代”

公開日: 更新日:

 猫のモノマネやネクタイより身長が低いギャグで知られるお笑いタレントの池乃めだかさん(72)は、吉本新喜劇には不可欠の名脇役。昨年、芸能生活50周年を迎えた。そんなめだかさんの壮絶な幼少期とは――。

  ◇  ◇  ◇

 オトンの顔は知らんのですよ。大工やっとったらしいけど、3歳の時に病死したんですわ。脳出血いう話やね。で、ずっと13歳年上の兄と母子家庭でね。オカンは家で洋裁の針仕事、兄貴は鉄工所で働いて生活費を稼いどった。

 そうは言うても、オカンは親父を亡くした寂しさもあったんやろなあ。酒に走ってもうて、金がないのに飲んだくれとったから、もらえる洋裁代なんてしれてます。そら貧乏やったで。

 住んどったのは大阪・守口市郊外の長屋。1棟に4世帯あって、どれも6畳に4畳半。小さい台所が付いてたけど、風呂なんてもんは当然ないわなぁ。ガラス窓はガラスが割れるとベニヤ板張って補修や。新しいガラス買うお金なんてないんやから。長屋自体が古ぅて家じゅう隙間だらけ。冬は外と変わらへんくらい寒かった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋