著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東条英機は「自分に抗することはお上に逆らうことである」と考えた

公開日: 更新日:
専用列車が奉天に向かう途中、京奉線で爆破され張作霖(56歳)が爆死した現場=昭和3年6月4日(C)共同通信社

 天皇としてはいかなることがあっても避戦という立場にこだわっていたのが、「戦争やむなし」の心境に傾いたのは11月5日の御前会議の前後であった(昭和16年)。そしてこの時に12月8日が開戦の日だと知ったことになる。奇妙な言い方になるが、天皇はほとんど現実に動いている政治や軍事の動き… 

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