声を放つ 当事者の証言
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鈴鹿ネットショップ経営者殺害事件 有罪確定後に再審に繋がりそうな新証拠も
2012年に三重県鈴鹿市でネットショップ経営者の男性が殺害された事件は、懲役17年の刑に服する加藤映次受刑者(46)が一貫して無実を訴え、現在も津地裁に再審請求中だ。事件を冤罪として伝える報道はまだ…
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音羽幼女殺人事件 加害者の実家近くの住民「いつも家の中は争いごとでゴタゴタしていた」
事件が起きたのは、今から26年前のことだった。 東京都文京区音羽に暮らしていた主婦の山田みつ子は、息子と娘と同じ幼稚園に通っていた当時2歳の幼女を園に隣接する公衆トイレで絞殺した。 …
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鳥取連続不審死事件 女性死刑囚が刑執行を待たず獄死…それでも被害者家族が納得できる理由
2009年に社会を騒がせた「鳥取連続不審死事件」の犯人、上田美由紀死刑囚は23年1月、収容先の広島拘置所で食べ物をのどに詰まらせ、窒息して死亡した。49歳だった。被害者遺族は、この意外な事件の結末を…
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阿部定が芸者として身を置いた店の住人「ずいぶんと粋な人で、プライドも高かったようです」
東京、神田多町、オフィスビルが立ち並ぶ一角に戦前、愛人の性器を切り落とし殺害した阿部定が生まれ育った家があった。 今では生家の痕跡はなく、ビルになってしまっているが、生家跡からほど近い場所に…
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松戸女子大生殺害放火事件 礼儀正しいが罪の意識がない犯人の“極端な二面性”
2009年10月、千葉大4年の荻野友花里さん(当時21)が松戸市のマンションの自室に侵入していた男に現金などを奪われ、包丁で刺殺され、室内に火を放たれた。逮捕された犯人の竪山辰美(同48)は、20代…
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「パナウェーブ研究所」事件 教団施設にいた信者「スカラー波の攻撃を受けていたので…」
今から20年以上前、福井市五太子町に現れた白装束集団パナウェーブ研究所。当時、写真週刊誌のカメラマンだった私は、教団施設の撮影をするため、施設裏の崖から施設内を撮影した。 何の意味があるのか…
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神戸小1女児殺害事件の犯人が死刑判決破棄後、別の獄中者に明かした本心
2009年の裁判員制度施行以来、裁判員裁判の死刑判決8件が控訴審で破棄され、そのたびに物議を醸した。うち1件が14年9月に神戸市で起きた小1女児殺害事件だ。 私の手元には、この事件の犯人、君…
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三菱銀行立てこもり事件の犯人が通った酒屋の店主「月に1回くらい来て高い酒を注文していくんですわ」
三菱銀行北畠支店に、ひとりの男が立てこもったのは、1979年1月26日のことだった。 男は、銀行員2人、警官2人を射殺した後、行内にいた行員や客を人質に立てこもり、事件発生から2日後、狙撃さ…
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天竜林業高校 成績改ざん事件 77歳になる元校長は17年間、無実を訴え続けている
2006年に静岡県浜松市の天竜林業高校(現・天竜高校)で起きた調査書の成績改ざん事件で、当時の校長・北川好伸氏(77)は08年に虚偽有印公文書作成と加重収賄の容疑で逮捕された。裁判では懲役2年6月(…
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月ヶ瀬女子中学生殺害事件 逮捕された男の近所住民「あんなことをするとわな…」
事件が起きたのは、1997年5月のことだった。 奈良県添上郡月ケ瀬村の女子中学生のUさんが行方不明となり、事件発生から2カ月後に同じ村に暮らしていた丘崎誠人が逮捕されたのだった。 事…
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埼玉愛犬家連続殺人事件 冤罪訴え獄中生活30年の女性死刑囚を支える娘「一緒に色んな景色を見たい」
1993年4~8月、埼玉県熊谷市を拠点に犬猫の繁殖販売業を営む夫婦が顧客ら4人を殺害したとされる「埼玉愛犬家連続殺人事件」。夫婦は共に裁判で死刑判決を受けたが、夫の関根元・死刑囚(享年75)は201…
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五霞町女子高生殺害事件 他県からナンパに来ていた連中のなかに犯人がいるのかも
埼玉県草加市にある瀬崎浅間神社で夏祭りが行われていた夜、女子高生が連れ去られたのは、2003年7月6日、日曜日のことだった。 ここ瀬崎神社では7月、第1週の日曜日に祭りがおこなわれる。土曜日…
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米原汚水タンク女性殺害事件 有罪が確定した不倫相手の上司は今も冤罪を主張している
滋賀県米原市で2009年6月、頭や顔を鈍器で乱打された女性(当時28)の遺体がマンホール下の汚水タンクから見つかった。逮捕された森田繁成受刑者(同40)は妻子ある身で、職場の部下だった被害女性と交際…
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1971年の女性連続殺害 大久保清の生家の近くに住む女性が言った「女の子にイタズラばかりしている子だった」
今から50年ほど前、北関東を舞台に連続強姦殺人という未曽有の事件を起こした大久保清。 事件は1971(昭和46)年3月12日、当時の最新車マツダロータリークーペを仕事のために必要だと、両親に…
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横浜・深谷連続殺人事件 死刑が確定した「首謀者」の男は獄中で冤罪を訴え続けていた
内装工の男が2008~09年、自分を慕ういとこを意のままに操り、実行させたとされる「横浜・深谷連続殺人事件」は近年、テレビのドキュメントバラエティー番組で取り上げられ、有名になった。だが、死刑囚とな…
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群馬女子高生誘拐殺人 元死刑囚の父親は詫びた「うちの息子がすいません。勘弁してください」
2002年7月に発生した群馬女子高生誘拐殺人事件。群馬県粕川村込皆戸に暮らしていた坂本正人が女子高生を誘拐し、赤城山麓の山林に連れ込んだうえ殺害。女子高生の家族に身代金を要求し、受け渡し場所に現れた…
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鶴見事件で逮捕され30年余り無実を訴え獄死…死刑囚の獄中手記に綴られた「満腔の怒り」
1988年6月、横浜市鶴見区で金融不動産業を営む60代の夫婦が殺され、現金1200万円を奪われた。逮捕された男は死刑判決を受けたが、獄中で30年余りも無実を訴え続け、2021年に87歳で病死した。 …
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金嬉老が事件を起こす直前まで通っていた理髪店店主「ヤクザにも入らない一匹狼だったよ」
「真っ赤なスポーツカーに乗って、派手なシャツを着て、粋な人だったよ」 2010年に韓国・釜山で亡くなった金嬉老の思い出を語るのは、彼が事件を起こす直前まで暮らしていた静岡県掛川市内で理髪店を営…
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冤罪疑われる「飯塚事件」で死刑執行に携わった2人の元検事長が明かした内実
1992年に福岡県飯塚市で小1の女児2人が殺害された「飯塚事件」は今月20日で発生から33年になる。再審請求を準備中の2008年に死刑執行された久間三千年元死刑囚(享年70)の冤罪を疑う声が年々増え…
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山口限界集落連続殺人事件 妻を殺された夫「事件を起こした人間の肩を持ちすぎなんだよぉ」
2013年7月、山口県周南市金峰地区郷集落で起きた連続殺人事件。現場は8世帯14人が暮らす山あいの限界集落だった。 犯人の保見光成は、働いていた神奈川県から44歳の時に故郷である周南市金峰に…