あの新渡戸稲造は「野球はスリの遊戯」と一刀両断…八百長、賭博、薬物を見通した“害毒論争”
「相手をペテンにかけようとし計略に陥れようとする。目を四方八方に配りベースを盗もうとする(盗塁)。野球は賊技で剛勇の気はない」
とは、新渡戸校長。
この程度で驚いてはいけない。
4カ条を挙げた校長もいた。
①「長い練習は学業の時間浪費」
②「練習の疲労で勉強を怠る」
③「慰労会の飲食は堕落の方向になる」
④「手の発達に障害が出る」
そして、「野球は品格の堕落」と断じた。
このほか「勝利のため重い責任を負うことで脳に障害」「捕球の際の振動が脳に影響」「野球希望者は入学拒否」「野球少年はことごとく不良少年」との意見に加え「早慶ぶっ壊せ」「野球全滅で損なし」。日清・日露戦争で有名な学習院の乃木希典も「必要ならざる運動」と言った。
当然、反論が出た。毎日新聞が野球擁護を展開し、間もなく読売新聞が討論会を開催して参戦。各紙も取り上げ、全国一大騒動に発展した。


















