メジャーリーグ通信
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トランプ大統領のワールドシリーズ始球式に現実味…懸念は「球がホームプレートに届くか」ただ一点
大リーグ公式戦での始球式を行わなかったのが、第1次政権時代のドナルド・トランプである。1910年のウィリアム・タフト以来、始球式を行わなかった大統領はトランプが最初だった。 歴代の大統領にと…
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試合中に放送席とおしゃべり「マイクドアップ導入」でヘマをやらかす選手が増えている
NHKのメジャーリーグ中継には映らないが、米国の放送局による中継では、しばしば公式戦の試合中に守備についている選手が隠しマイクを付けて放送席のアナウンサーや解説者と会話する「マイクドアップ」(MU)…
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自動投球判定システム導入の裏に「スポーツ賭博」…1球ごとのジャッジが“重要なファン”の損益に直結する
大リーグでは、2026年のシーズンから、スプリングトレーニング、レギュラーシーズン、ポストシーズンの全ての試合で、自動投球判定システム(ABS)が導入される。 ABSは一部で「ロボット審判」…
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ヤンキースがメッツにケンカを吹っかけた? NYサッカー2チームの気になるライバル関係
ベーブ・ルースの時代から野球の殿堂として君臨してきたヤンキースタジアム。このMLBを代表する球場が2015年からサッカー兼用球場として使われていることをご存じだろうか? 使用しているサッカー…
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トランプ大統領が「MLBコミッショナー」になる日…“伏線”はすでに張られている
第2次政権の発足以来、ドナルド・トランプがスポーツ界との距離を縮めている。中でも積極的に関与しているのが大リーグである。 今年4月にはコミッショナーのロブ・マンフレッドと面会してピート・ロー…
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MLBの投手タイトル新設は不必要の極み…新たな「選考基準」が決定的に欠けている
先週、全米野球記者協会から「最優秀救援投手賞(リリーフピッチャー・オブ・ザ・イヤー)」を新設すると発表があった。 この発表に接したとき、筆者の脳裏をよぎったのは、これは必要のない賞ではないか…
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MLBコミッショナーがしつこく訴える「球団拡張案」の真の狙いとは?
ロブ・マンフレッドはコミッショナーとなった2015年以来、折に触れて球団拡張に言及している。 最近では8月17日に放送された米国のスポーツ専門局ESPNの「サンデーナイト・ベースボール」の中…
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メジャー史上初の「両投げ野手」が誕生!アスレチックスは今も昔も“変わり種”が大好物
8月10日(日本時間11日)のゲームでアスレチックスのカルロス・コルテスが左投げの外野手としてライトの守備に就いた後、九回には右投げの内野手としてサードを守り、メジャー史上初の「両投げ野手」となった…
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なぜMVP2度のハーパーはブチ切れた?いまさら聞けない「選手会vsMLB機構」の内情
7月下旬にコミッショナーのロブ・マンフレッドがフィリーズのクラブハウスを訪問し、選手たちと非公開の懇談を行った。 その際、MVP2度の主砲、ブライス・ハーパーがマンフレッドに対して「部屋から…
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バリー・ボンズしかり…圧倒的成績を残しながら殿堂入り逃した薬物汚染組はこんなに
先月、クーパーズタウンで2025年の殿堂入りセレモニーがあり、イチロー、CC・サバシア、ビリー・ワグナーの3人が顕彰され、スピーチを行った。 殿堂入りは、全米野球記者協会に所属する記者の投票…
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元楽天の育成外国人は乳幼児への性的暴行の末に…大リーガーによる殺人事件の様々な背景
大リーグ機構と選手会が合同でDV対策に関する声明を公表し、厳格に対処する方針を示したのは2015年8月のことだった。 それ以降、25年のシーズン開始までに延べ19選手が処分されている。 …
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元ロッテのセラフィニは義父殺しで終身禁固刑が濃厚…重大犯罪に手を染めた助っ人外国人の面々
元助っ人外国人投手ダン・セラフィニ(51)が米国の裁判所で「第1級殺人」などで有罪評決を受け、8月18日に行われる量刑の申し渡しで仮釈放のない終身禁錮刑を宣告される可能性が高くなった。 セラ…
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ガ軍オルティスの不正疑惑は全米に普及したスポーツ賭博の現状を凝縮している
ルイス・オルティス(ガーディアンズ)に対し、大リーグ機構が野球賭博に関して調査しているという一報は、関係者を驚かせた。 近年のスポーツ賭博では、試合中のプレーを詳細に予測する「インプレーベッ…
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メジャーリーグの“不良資産選手”番付 東西横綱はかつてのMVPと大谷翔平の元同僚
不良資産選手には、①輝かしい実績がありながら、現在は劣化が進みチームの疫病神に②長期契約で入団したため契約が何年も残っておりクビにしたくてもできない③ケガのデパートと化し稼働率が極端に低下、といった…
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米球界の隅々まで根を張る“不文律”は、グラウンド上からプライベートにまで及ぶ
どこにも書かれてはいないものの、大リーグに在籍する以上は当然であり、守らなければならないものとして存在するのが不文律である。 その歴史は古く、1910年代には新聞記事の中で書かれざる規則が言…
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ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある
大谷翔平が17日と23日(日本時間)のゲームで「オープナー」の先発投手として登板。どちらも1イニングを投げた。ご存じの方も多いと思うが、この「オープナー」というのは、最初に登板した投手が1~2イニン…
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スタンフォード大・佐々木麟太郎も影響を受けかねないトランプ政権のビザ規制
トランプ政権による学生ビザの発給の規制は、さまざまな影響を及ぼしている。 ビザ取得面接の新規受け付けの一時停止措置以前に予約を取れた学生であっても通常であれば面接から3日程度で発給されるビザ…
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メジャーでは野球賭博に負けた腹いせで選手への脅迫が多発、誘拐事件に発展することも
先月、アストロズの投手、L・マッカラーズがファンから「おまえの子供を殺してやる」というオンライン脅迫を受けていたことがニュースになった。 脅迫したのは米国外に居住するオンライン野球賭博(合法…
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大リーグで活躍するうえで球団事情は本人の能力以上に無視できない…昇格にも少なからぬ賭けを伴う
大谷翔平(ドジャース)が本塁打数、鈴木誠也(カブス)が打点で大リーグ首位、千賀滉大(メッツ)が防御率でナショナル・リーグ第1位と、各球団が60試合前後を終えた段階で、日本人選手が投打の主要部門の上位…
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前田健太のメジャー復帰は絶望的だが…シーズン中の「落ち穂拾い」が奏功するケース
メジャーリーグではシーズン中に40人枠(メジャー契約枠)から外されて戦力外になった選手が、他球団にマイナー契約で入団、短期間3Aで好成績をあげて再び、メジャーで別人のような働きを見せるケースがよくあ…