星野仙一監督が“外様”でも阪神を変えられたワケ…墓参り、大阪ナンバー、裏方の妻へカニ
ファンやマスコミの支持も得た。1年目のオフ、タイガースは26人もの選手を入れ替えた。交換トレードで放出したり戦力外通告をしたり……。結果としてたくさんの選手を手放した。といって、強引に放出したわけではない。星野監督はたとえ二軍の選手であっても、そのほとんどを一度、一軍に上げ、実戦で使った。その上で「結果が出ないから放出した」とマスコミに説明した。ファンも血の入れ替えに納得した。
就任当初、ホテルのスイートルームだった住まいは、「大阪のファンに腰掛けで監督をしていると思われる」と、芦屋のマンションに替えた。名古屋に車を所有しているにもかかわらず、わざわざ大阪で高級車を購入したのも恐らく同様の理由だろう。大阪で、大阪のナンバープレートのついた車を買う。大阪で本腰を入れて勝負しますよという意思表示だ。
フロントや裏方への配慮も欠かさなかった。
北海道遠征に出掛けると、打撃投手、マネジャー、フロント職員らの奥さん宛てに個人名でカニを送った。年末にはフロントの女性職員たちを芦屋のホテルに呼び、クリスマスパーティーを開催。いつもご苦労さんとねぎらいの言葉をかけ、食事を振る舞った。


















