経済ニュースの核心
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まるで1つの企業 グループ連携でみずほ信託シェア拡大中
かつて7社を数えた専業信託銀行も再編が進み、いまや三井住友信託、三菱UFJ信託、みずほ信託の3社に集約された。その信託業界で今、独自のビジネスモデルで気を吐いているのがみずほ信託銀行だ。 同…
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世界情勢とは無縁…国土強靭化計画に絡む中小型株を狙う
内閣官房の国土強靱化推進室が8月に策定した18年度国土強靱化関係予算概算要求の概要によれば、国土強靱化概算要求総額は約4.6兆円。うち公共事業関係費が約3.9兆円(17年度当初予算約3.7兆円、同約…
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JX給油所が「ENEOS」に統一へ 競争激化で共倒れの懸念
幹線道路沿いが「ENEOS」のロゴであふれ返ることになるのか。JXホールディングス(HD)と東燃ゼネラル石油の経営統合で、今年4月に誕生した石油元売り最大手、JXTGエネルギーが先週6日、給油所(S…
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「高齢者に株式を持ってほしい」金融庁が対策も税制の壁
日本の家計が保有する金融資産額は1800兆円を超えたが、その半数は現金と預金で占められている。政府が推進する「貯蓄から資産形成へ」の中核商品である株式保有額は約180兆円にすぎない。しかも、金融資産…
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市場はリスクだらけ 「前門の虎、後門の狼」に勝つ薬品株
8月下旬、米テキサス州に前代未聞の大型ハリケーン「ハービー」が上陸した。アボット州知事は、今回の被災地域は2005年の「カトリーナ」襲来時よりも大きいと述べ、連邦政府から1250億ドル以上の支援が必…
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オリックス電力は関西電力に身売り 新電力の再編が始まる
昨年4月の小売り全面自由化を受けて「新電力」が相次ぎ誕生してから約1年半。早くも淘汰の動きが始まろうとしている。オリックスは傘下のマンション大手、大京との共同出資で設立した集合住宅向け電力販売子会社…
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金融庁20年ぶり大幅組織改革で一歩近づいた“省への独立”
金融庁は来年夏に1998年に旧大蔵省から分離して以来の大規模組織改革を実施する予定だ。 金融機関の検査を所管する「検査局」を廃止し、同業務を監督局に統合するほか、「総務企画局」の機能を2つに…
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もうすぐやって来る“無人コンビニ”時代に大化けする銘柄
24時間営業のコンビニ。兜町でも片言の日本語を話す中国人と思われる女性店員を目にする。コンビニのアルバイトの時給は上昇、勤務時間のシフト管理も煩雑だ。この先、製造現場で産業用ロボットを活用するように…
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ドンキホーテHDがユニーに出資…中途半端な40%取得の謎
「なぜ40%なのか」。流通業界関係者のひとりは、しきりと首をひねる。 先週24日に資本・業務提携を発表したユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)とドンキホーテHD。ドンキHDが今年1…
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うごめきだした“物言う株主” ターゲットは土地持ち企業
2017年の路線価で東京都中央区銀座5丁目の「鳩居堂」前の地価がバブル期超えしたことが話題となったが、金余りを背景に地価高騰が全国に波及する中、土地持ち企業を標的にしたアクティビスト(物言う株主)が…
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高まる北朝鮮リスクで視界不良の市場にどう対処すべきか
ある大学の名誉教授が驚いていた。「この年になって初めて、北朝鮮と外交関係のある国が中国、ロシア、イギリス、ドイツ、イタリア、スペインなど162カ国もあると知った」と。昼のバラエティー番組でも夜のニュ…
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「三越伊勢丹HD」 Tポイント終了で大西前社長路線と決別
今年3月、突如として起こった三越伊勢丹HDの社長交代劇。百貨店業界の顔ともなっていた大西洋社長だが、その独善性と先進性が社員の反発を受け、志半ばでその座を後にした。 こういう異常な人事の後に…
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森金融庁長官が地銀に喝…量を求める経営に将来はない
異例の長官就任3年目に突入した金融庁の森信親氏が、地銀経営者を一喝した。続投が決まった直後の7月中旬、全国の地銀頭取たちを前に、森長官は次のように言い放った。 「頭取の方々の間でも、このままで…
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消えない北朝鮮リスク…盆明けは「休むも相場」に徹する
お盆休みに、散歩がてらエアコンの効いた図書館に行くと、読書室には受験生よりも、白髪の壮年が目立っていた。プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命が実施したアンケートでは、還暦を迎える人たちに「自…
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東証が導入を決めた相談役・顧問の「情報開示」は進むか
秘書付き・部屋付き・クルマ付き。おまけに高禄をはみながら経営責任を問われることもほぼないとあっては何とも羨ましい限りのご身分だ。 サラリーマンなら誰でも夢見る相談役。そんな企業の相談役や顧問…
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進化する銀行ATMに勝機…関連株「OKI」「NEC」にウマ味
いまや24時間365日休みなしのコンビニには、ATMが設置され、24時間(ただしシステムメンテナンスなどで利用できない時間帯が深夜にある)、365日稼働している。時間帯により利用手数料を取られるが、…
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アサヒとキリンの「ビール2強」は“海外案件”で業績好調
国内ビール2強の業績が好調だ。アサヒグループホールディングス(HD)の2017年上期(1~6月)の連結営業利益は期初予想の528億円から前年同期比34.0%増の707億円へと上振れ。550億円と6.…
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「ヒューリック」 不良債権の受け皿会社が“不動産の雄”に
1990年代後半、銀行の不良債権の受け皿会社として利用された親密企業が、いまや不動産業界の雄と言っていい超優良会社に変身し、金融界の注目を集めている。ヒューリック(東京都中央区=吉留学社長)だ。直近…
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世界一になった三菱日産・ルノーはEVのシェアも拡大へ
2017年上半期の世界の自動車販売台数は、日産三菱・ルノー連合がフォルクスワーゲン(VW)、トヨタ自動車の両グループを抜いて世界首位に立った。 日産三菱・ルノー連合は前年同期比6.9%増の5…
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富士フイルムやエーザイ…認知症をめぐる“朗報”が相次ぐ
高齢化に伴い2025年には国内だけで12年比1.5倍の約700万人に増大するといわれている認知症患者。高齢者の5人に1人が発症する計算だが、この夏、その認知症を巡ってちょっとした“朗報”が相次いでい…