土9「ジャニーズ劇場」は堂本剛から始まった

公開日: 更新日:

「金田一少年の事件簿」(1995年/日本テレビ系)

 1995年は激動の年だった。阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が立て続けに起き、社会全体に不安と重苦しさが広がる一方で、女子高生は元気だったし、街にはWindows95発売による「インターネット元年」の熱気も漂っていた。とはいえ、当時のネットはアナログ電話回線を使用したものが主流で、まだまだ一部の「おたく」たちのもの。テレビはメディアの王様として君臨していた。

 そんな95年の視聴率ナンバーワンが、日本テレビ系土曜夜9時「金田一少年の事件簿」。前年のTBS系「人間・失格」で注目されたKinKi Kids(現DOMOTO)の堂本剛(46)が16歳当時の主演作にして、演出家・堤幸彦氏の出世作でもある。

 春の改編期に放送された2時間SPで16%台だった視聴率は、7月の連ドラでは23%台でスタートし、一度も20%を割ることなく最終回には30%の大台に迫る29.9%でフィニッシュ。翌年には第2期も放送され、「金田一少年」はその後、ジャニーズ事務所(当時)の後輩たちが引き継いでいくことに。

 当時はまだ70年代から続く“土曜グランド劇場”が「土9」と呼ばれるようになるきっかけとなった作品でもある。「金田一少年」に続いて東山紀之の「ザ・シェフ」、堂本光一の「銀狼怪奇ファイル」、香取慎吾の「透明人間」。そう“ジャニーズ劇場”と化していた。この状態は2000年代に入って多少割合を落としながらも続く。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定