新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

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 阿部慎之助監督(46)が契約最終年を迎える来季の巨人の新体制がスタートした。ジャイアンツタウンスタジアムでの秋季キャンプが始まった29日、同時に新コーチ人事を発表。ヘッドコーチは置かず、オフェンス、ディフェンス、バッテリーの3部門にチーフ制を採用し、それぞれ橋上秀樹前作戦戦略コーチ、川相昌弘前二軍野手総合コーチ、村田善則前総合コーチが就任した。

 阪神に独走を許し、3位で臨んだCSでも早々に敗退した今季は、レギュラーシーズンで12球団ワーストの78失策。ボロボロになった守備陣を経験豊富な川相コーチを中心に再建する狙いだが、「それは分かる。問題はオフェンスとバッテリー部門です」とさる巨人OBがこう続ける。

「巨人の今季のチーム打率は.250でリーグトップ。にもかかわらず、463得点はリーグ3位です。ヒットは出てもあと1本が出ず、ゼロ封負けは15度。主砲の岡本和真がメジャー挑戦する来季は、さらに得点力が落ちるでしょう。そういう状況の中、データ分析に定評のある橋上チーフはまだしも、その下に打撃コーチとして就くのが、今季まで巡回担当だったウィーラーコーチひとり。指導力うんぬんの前にコミュニケーションの問題が生じる外国人コーチが果たして機能するのか。正直、疑問が残ります」

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