松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書
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WBC侍Jの主要な右打者がカブス誠也だけというのは危ない 私なら日本に左投手をぶつける
3月に開催されるWBCに出場する侍ジャパンの栗山英樹監督と私の対談が、8日深夜のテレビ朝日系「GET SPORTS」で放送された。昨年の収録後にこのコラムで少し触れたが、「負ければ終わりの一戦必勝の…
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高校野球強豪高の気になる寮事情 冬休み中は? 何食付き? 携帯電話は?
年末年始は高校の選手が寝泊まりする寮も閉鎖になる。遠方から入学しても、この時くらいは家族と過ごして欲しい。寮母などの職員にも休暇が必要だ。 だいたい練習の休みと連動している。昔は12月31日…
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甲子園優勝旗の白河の関越え…データ分析を控え選手に任せる仙台育英・須江監督の指導力
今年の私の球界重大ニュースは、今夏に東北勢として初めて仙台育英(宮城)が甲子園大会を制したことである。 「青春ってすごく密。活動をしていても、どこかで止まってしまうような苦しい中、諦めないでや…
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「1強」大阪桐蔭を止めるために来春センバツ出場校がやるべきこと
秋の日本一を目指す明治神宮大会は、大阪桐蔭(近畿=大阪)が5点差を逆転して広陵(中国=広島)を下し、大会史上初の2年連続優勝。来春のセンバツでも優勝候補筆頭として連覇を狙う。 何試合か神宮球…
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涌井が楽天から中日へ電撃トレード 背景には「良き理解者」の存在が
一報を聞いた時は驚いた。 今週、教え子の楽天・涌井秀章と中日・阿部寿樹との1対1の交換トレードが成立したからだ。 涌井は2004年にドラフト1位で横浜高から西武に入団。13年オフにF…
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関東大会制した山梨学院の安定感の裏に吉田監督の長男の存在 「小倉野球」なるノートに秘密
来春センバツの重要資料となる秋季関東大会で、昨年末まで臨時コーチを務めた山梨学院(山梨1位)が専大松戸(千葉1位)に9-3で完勝。11月18日から行われる明治神宮大会出場を決めた。昨秋の関東大会では…
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オリ投手陣には160km級がズラリ! では球児が速球を投げられるようになるためには
22日開幕する日本シリーズに出場するパ・リーグのオリックスで気になることがある。 初戦に先発するエースの山本由伸は最速159キロ。リリーフ陣にも山崎颯一郎が160キロ、宇田川優希が158キロ…
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10.20ドラフト候補 高松商・浅野でも日体大・矢沢でもない「私のイチオシ投手と野手」
昨年は東北福祉大からオリックスに1位で入団した椋木蓮投手がイチオシだった。全員を見たわけではないが、20日のドラフトを前に高校、大学、社会人で注目する選手を挙げてみた。 まず高校生では高松商…
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筒香←村上←清宮…「左の強打者3人」の高校時代を比較した頃
ヤクルトの村上宗隆が元巨人・王貞治さんの55本塁打に並んでいる。 世の中が高校通算111本塁打の早実・清宮幸太郎フィーバーに沸いていた2017年ころ、私は城北(熊本)の臨時コーチを務めていた…
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高校日本代表「私のイチオシ選手」は他にいる 高松商・浅野翔吾は時間がかかりそう
U18W杯が米フロリダ州で開幕した。 苦戦しそうな高校日本代表にあって、巨人が10月20日のドラフト会議で、高松商(香川)の浅野翔吾外野手(右投げ両打ち)を1位指名する可能性があると一部で報…
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大阪桐蔭まさかの夏8強敗退…名将・西谷監督の下関国際戦での采配が今も解せない
「宮城の皆さん、東北の皆さん、おめでとうございます! 100年開かなかった扉が開いて多くの人の顔が浮かびました」 東北勢として初めて甲子園大会を制した仙台育英(宮城)須江航監督の優勝監督インタ…
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横浜OB松坂大輔が絶賛 三重戦初回無死二塁のピンチ、杉山投手のバント守備は自らを助けた
古巣・横浜(神奈川)のコーチとして甲子園に帯同している。 9日の1回戦で対戦した三重のエース・上山颯太(3年)は映像より数段良かった。地方大会の配球は、スライダー、カーブ、チェンジアップとい…
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横浜のしぶとさの秘密は村田監督の「読み」にあり 宿敵・東海大相模下し2年連続切符
私が臨時コーチを務める横浜が東海大相模を1-0のサヨナラ勝ちで下し、2年連続の夏の甲子園出場を決めた。 2020年4月から指揮を執る村田浩明監督(36)は、就任3年目で神奈川連覇。捕手出身だ…
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巨人・菅野は高校時代、責任感の強さと器用さが「凶」と出ることがあった
今年も巨人が苦戦を強いられている。そんな中、「勤続疲労」からモデルチェンジを図っているのが、今季6勝5敗のエース菅野智之(32)である。 昨季、そして今季も右肘を痛めた影響なのか、現在の直球…
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侍J栗山監督との対談で質問攻めにされた テレビ局の企画で指名される光栄
先日、テレビ朝日の企画で来春にWBCを控える侍ジャパンの栗山英樹監督と対談した。聞けば、「負ければ終わりの一戦必勝の戦いは、高校野球から学ぶことがある」と栗山監督が私に白羽の矢を立てたそうだ。とても…
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夏の神奈川大会は四つ巴の大混戦と予想する 監督交代の東海大相模はV率20%
高校野球の夏の神奈川大会の組み合わせが11日に決まった。今年はかつてないほど大混戦になりそうだ。現地で見たのは春の準決勝に進出した4チームだけだが、分かる範囲で展望を記してみる。 今春優勝の…
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思い出す97~98年の横浜高44連勝 それでも神奈川県内で負けそうな試合があった
昨秋の新チーム結成以降、無敗だった大阪桐蔭がついに負けた。 5月29日の近畿大会決勝で相手は昨夏の甲子園を制した智弁和歌山。阪神や巨人でプレーした中谷仁監督が繰り出したタイプの違う4投手の継…
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甲子園出場&優勝を目指す学校が今やるべき練習、選ぶべき試合相手
エンゼルスの大谷翔平が日本時間15日にメジャー通算100号を放った。 開幕当初は警戒され、低めを攻められていた。本塁打を打つには、低めより高めの球の方がポイントが前になるため、打球が飛ぶ。投…
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強豪校はこうして監督を交代する 東海大相模で甲子園4度優勝の門馬敬治君が創志学園へ
東海大相模(神奈川)前監督の門馬敬治君(52)が今夏の大会後、春夏甲子園5度出場の創志学園(岡山)の監督に就任することが決まったようだ。 69歳の長沢宏行監督は今夏限りで退任するという。門馬…
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「令和の怪物」佐々木朗希は「平成の怪物」松坂大輔より上か下か?
とんでもない投手が出てきた。 10日のオリックス戦で完全試合を達成。続く17日の日本ハム戦でも8回を完全投球でマウンドを降りた「令和の怪物」ことロッテの3年目・佐々木朗希である。 【写…