最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」
「2年半、やりきった気持ち。プロ一本で行きたいです。メジャーにはいずれ行きたい」
大会ナンバーワン投手に涙はなかった。
夏の甲子園第8日(13日)、健大高崎(群馬)は京都国際(京都)と対戦し、3-6で初戦敗退。最速158キロを誇る今秋ドラフト1位候補の石垣元気(3年)は、12球団のスカウト幹部が見守る中、七回から4番手で登板。155キロを計時するなど2回を無失点に抑えたものの、わずか1試合で聖地を去った。
日刊ゲンダイは初戦が行われる直前、石垣本人を独占直撃。春に左脇腹を故障した影響や、今秋ドラフトに向けた思い、プロ球団の印象などについて、話を聞いた。
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──センバツ直前に左脇腹を故障。甲子園で登板したものの、リハビリは順調に進みましたか?
「痛めてからは少しボールを触らない時間があったんですけど、敦賀気比との2回戦で投げて、そっからリハビリをしつつ、自分の調整をしていました」
──脇腹の故障はクセになりやすいといわれる。投げる怖さはなかった?
「試合になったらもう、痛いとは感じなかったんで、大丈夫かなと思いました」
──肩肘の方は検査をしていると思いますが、問題はない?
「異常はないです」
──最速158キロを投げる一方、まだその直球に耐えうる体ができていない、という見方もある。そのあたりはどう向き合ってますか?
「その分、トレーナーさんとトレーニングをやったり、コンディショニングであったり。自分のチームに初動負荷の機器があって、それを使って強化してきたので、別に心配はしていないです」
──甲子園ではどういう投球をしたい?
「ピッチャー陣はチカラがありますし、僕自身もいい状態で来ていましたから、最終的に日本一になって胴上げ投手、優勝投手になりたいです」
──ファンに騒がれるのは好きな方ですか?
「目立ちたい、というのはあります(笑)」
──最速158キロの直球がウリ。
「ストレートは自分の魅力というか、自信があるボール。ストレートで押す投球をしていきたいです」