「シャドウワーク」佐野広実著

公開日: 更新日:

 紀子は保険証、通帳と印鑑、着替えなどを入れた旅行鞄1つを持って家を逃げ出した。5年間、夫からDVを受け続けたが、それを「愛情」だと思っていた。役所からやってきた相談員に、「あなた、このままだと命にかかわるわよ」と言われて自分の状況を理解し、決意したのだ。病院を退院し、シェルターに避難した後、江ノ島にある秘密の施設「志村」に入った。

 そこはDV夫から逃れてきた女たちが暮らす家だった。女たちは家主の志村昭江が経営するパン屋で1日4時間パンの製造販売の仕事をし、生活を立て直す。

 だが、「志村」にはあるひとつの「ルール」があった。

 夫のDVをテーマにした社会派ミステリー。

(講談社 1925円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈55〉仮死状態で生まれた三男、「視聴率30%と交換してくれ」と星空に願ったら…

  2. 2

    北島三郎「90歳の選択」…都内の大豪邸からホテル住まいで前向き生活

  3. 3

    (2)佐藤輝明は阪神から抜け出したかったのか? メジャー挑戦に拍車をかけた“選手管理”への疑念

  4. 4

    日テレ森圭介アナは社労士合格 「news LOG」和久田麻由子アナ、さらなる飛躍を目指せる「資格試験」のススメ

  5. 5

    天地真理デビュー55周年「激変近影」とほほ笑みのウラ…たどり着いた“閉じた世界”の安住とは

  1. 6

    YOASOBIドーム公演は大阪・名古屋・福岡でもチケット売れ残り…「1万4000円で座席ガチャ」の不満とアーティストの切実事情

  2. 7

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  3. 8

    日本ハム「織田翔希ドラ1強行指名」に現実味 メジャー挑戦を揺るがす制度変更が“付け入る隙”に

  4. 9

    (1)忍び寄る“暗黒時代”の足音…リーグ連覇の陰で深刻化した「主砲依存」と極度の育成不全

  5. 10

    まるで高市首相就任の“ご祝儀”箇所付け…地元奈良の選挙区ばかり交付金「最大6.24倍」増額の仰天

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス