米中対立2026(1)日本の対米追随は“異様”──中国専門家の著者が警鐘「G2構想 勝つのは米国か中国か」遠藤誉著
G2時代は米中の2大国が主役。落ち目の米と上り竜の中という図式か?
◇ ◇ ◇
「G2構想 勝つのは米国か中国か」遠藤誉著
常に傍若無人で人を人とも思わないトランプ。しかし今年5月、北京で開かれた米中首脳会談ではトランプがかつてなく縮んで見えたと著者はいう。政権内にはルビオ国務長官をはじめ対中強硬派が多い。しかし会談の翌日のトランプはFOXニュースに答えて台湾に「正式の独立宣言をしないよう警告」し、米軍にもはるばる9500マイルもかなた(の台湾)に出向かなくて済むよう希望する、と述べた。まるで習近平が望んだ通りの発言だ。
レアアースと世界最大級のハイテク製造業を武器に、他国への影響力を増し続ける中国。対するアメリカは、イラン攻撃の後、世界65カ国から「世界最大の脅威」とみなされている。習近平は「時間と潮流はわれわれの味方だ」と語った。その言葉通り中国は力を蓄え、習近平はトランプをある「罠」にはめたのだ。中国専門家の著者はこう分析し、それでもトランプについていこうとする「高市総理の、というか、日本の対米追随は『異様』だ」と警告する。 (PHP研究所 1210円)



















