臨場感どこへ 「27時間テレビ」まさかの“ほぼ収録”に不安

公開日: 更新日:

 ビートたけし(70)が「FNS27時間テレビ2017」の総合司会を務めると発表されたのは、今月1日のことであった。フジテレビが全国の系列局と総力を挙げて制作する夏恒例の大型特番。前身番組を含めて31回目を迎える今年は、大々的にリニューアルするとアナウンスされた。

 ま、昨年は平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とワースト記録を更新してしまっただけに、大ナタを振るう必要があったのだろう。そこで、放送時期を7月から9月にスライドさせ、21年ぶり6回目となるたけしを司会役に起用したというわけだ。

 たけしといえば、87年にフライデー編集部襲撃事件による謹慎からテレビ復帰の場として同番組を選び、明石家さんま(61)の愛車をボコボコにしたり、放送中に花火をぶっ放す名物ネタを生み出してきた“ミスター27時間”である。そんな男を担ぎ出し、関ジャニ∞村上信五(35)とタッグを組ませ、「日本の歴史」をテーマにかつてない長編バラエティーを実現させるという触れ込みだったが、ここにきて聞こえてくるのは実に驚くべき内容であった。27時間の大半は生放送ではなく、事前に収録した番組を流すというのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋