ハイキングウォーキング鈴木Q太郎が応募した怪しいバイト

「ハイキングウォーキング」の鈴木Ｑ太郎／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　でも、決まったところでバイトができるうちはまだよかった。ライブに立てる回数が増えチケットを手売りするようになるとバイトができなくて、売上金を使い込むように。一日の最後のライブの後に精算しなくてはいけないので、親に借り、カノジョに借り、消費者金融で借り……。消費者金融は限度額いっぱい借り、別の消費者金融で借りて返し、そこも限度額いっぱいになると自転車操業に。４社から借り、督促の電話がガンガンかかってきていました。最終的には１５０万円ぐらいに膨れ上がってましたね。

　バイトは他にも派遣会社に登録したり、おっぱいパブのボーイをやったり。ある時、夕刊紙の三行広告に「ビデオ出演、３万円」と出ていて「こりゃいいな」と先輩と一緒に応募したらゲイビデオへの出演でした。それでもおじけづいてはいられず、面接でやる気を熱烈アピール。でも、「全裸になってください」と言われ、ポラロイド写真を撮られて不合格。何が悪かったんでしょうね。

　金がないので洋服は先輩にもらい、部屋は先輩の部屋に転がり込み、交通費を浮かすために２時間走って帰宅したり。国保の保険料を支払っていなかったので風邪で病院にかかっただけで１万円も払うハメになりました。