仲野太賀「豊臣兄弟!」脚本家批判は的外れ 高いプロ意識ゆえの“少年漫画”大河が生んだ意外な評価
それもあってか、最近の「豊臣兄弟!」は世帯視聴率1ケタもちょくちょく。中には、《八津弘幸の脚本作品は今後もう見ない》なんて辛らつコメントも。八津氏といえば、TBS系日曜劇場「半沢直樹」「下町ロケット」「VIVANT」なども手がけた人気の脚本家だ。
「それはさすがにトバッチリです。八津さんには、むしろ高い“プロ意識”すら感じますね」と、スポーツ紙芸能デスクがこう続ける。
「脚本や主演を誰にしてどんな物語の大河を作るのか、全権を握っているのはNHKの制作統括です。『豊臣兄弟!』の場合は松川博敬さんで、松川さんは放送前の昨年のインタビューで、小学生の頃に読んだ秀吉の伝記や漫画にワクワクした、『太閤記』は少年漫画の原点だと思うなどと明かしていました。たぶん、若い視聴者もとっつきやすい少年漫画のようなワクワクする大河を作りたかったんでしょう。八津さんがそれほど歴史に詳しくないことも承知の上で脚本を依頼し、八津さんもプロとして、批判も覚悟の上で制作統括の要求に応えてみせたわけです」
少年漫画のような「友情」「努力」「勝利」で正義感の強い秀吉&秀長兄弟は、史実重視のオールド大河ファンの反発は食らったものの、一方で《ホームドラマとしてその時間を楽しむでもいいや。面白くないとかではないし》《なんか見てしまう。まるで食べ出したらやめられないジャンクフードみたいな大河ドラマ》といった新たな評価も生み出している。


















