著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

アメリカと日本には最低でも30対1以上の戦力差があった

公開日: 更新日:
マーシャル諸島クェゼリン環礁で、米海軍の雷撃機TBFアベンジャーの攻撃を受けて白煙を上げる日本軍軽巡洋艦(1944年1月)/(C)共同通信社

 太平洋戦争の第3期から第4期にかけての分かれ目を昭和19年2月ごろ、と私は考えている。昭和19年1月からはマーシャル諸島攻撃に始まり、すでに記したようにクェゼリン島は玉砕している(2月5日)。このクェゼリン島とルオット島の2島に撃ち込んだ弾薬は爆弾300トン、艦砲砲弾4000ト… 

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