恩師の口から語られた“KKドラフト”の真相…「私も知らない。桑田も知らなかったと信じている」

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「名将中村順司元監督が語る史上最強PL学園野球部の真実」(第6回=2014)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

 当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の人間関係や“事件”の雰囲気が、ありありと浮かび上がる。

 今回は「運命のドラフト」と語り継がれる桑田真澄氏の巨人入団の経緯について。橋本清氏(PL学園→巨人)が恩師・中村順司元監督を取材しながら自身の体験を懐古した「名将中村順司元監督が語る史上最強PL学園野球部の真実」(第6回=2014)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 85年11月20日。今も「運命のドラフト」と語り継がれる“事件”があった。

 この年の目玉はご存じ、「KK」の2人。ただし、桑田真澄さんは早くから「早大進学」を表明していたことで、清原和博さん(元オリックス)に何球団の1位指名が集まるのか、そしてどこに行くのか、が最大の注目だった。清原さんの希望は、巨人か阪神。中でも、巨人とは相思相愛といわれた。私たち下級生も固唾をのんで見守った。

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