著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(52)元軍医の証言、焼却しきれなかった慰安所の資料はどこへ

公開日: 更新日:
中国人元従軍慰安婦訴訟で原告の写真を掲げ最高裁に入る弁護士ら(2007年4月27日)/(C)共同通信社

 日本軍による強制連行は、総員でどの程度になったのか、正確な数字はわからない。統計は取っていないからだ。そのことは何を意味するか。正確な数を出すこと自体が戦時下の違法行為を認めることになるのだから、日本側としては曖昧にしておく必要があったとも言えるであろう。実際に中国にあって強制… 

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