巻頭特集
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庶民を“殺した”アベノミクス 電気代支援でごまかされたらたまらない
円安が止まらない。先週末は外国為替市場の円相場が1ドル=148円台後半まで急落。1990年8月以来、約32年ぶりの安値を更新した。10月に入ってからのわずか2週間で4円以上も円安が進み、150円台も…
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円安を米国のせいにするな 歴代自民党政権の大失政
どこまでこの円安は進むのか。さすがに、この値動きは異常だ。 10月12日に1ドル=146円台に突入し「24年ぶりの円安」と騒がれたのも束の間、13日も1ドル=147円台後半まで下落して「32…
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この円安は誰のせいだ 国賊を国賊と呼ぶのは当たり前
「自由」と「民主」を標榜する政党とは思えない決定だ。自民党の党紀委員会は12日、安倍元首相を「国賊」と表現したとされる村上誠一郎元行政改革相に対し、1年間の「党の役職停止」処分を全会一致で決めた。 …
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発展途上国の発想 円安で外国人観光客が増えてはしゃぐ倒錯
<水際対策 大幅に緩和>(朝日新聞)、<「全国旅行支援 始まる」>(毎日新聞)──。新型コロナウイルス対策の水際規制が11日、大幅緩和されたのを受け、12日の全国各紙の1面にはこんな見出しが躍った。 …
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悪夢のような報復連鎖 狂ったプーチンに世界はどう出る
このまま報復の連鎖で泥沼化となるのか。 8日に起きたロシア本土とクリミア半島を結ぶ「クリミア大橋」の爆破。これをウクライナによる「テロ」と決めつけたロシアのプーチン大統領がウクライナ全土を攻…
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人材払底の自民党 岸田首相がダメで菅前首相が注目される世も末
悪い冗談としか思えない。菅前首相の存在感がじわりと増している。きっかけは先月27日の安倍元首相の国葬で「友人代表」として弔辞を読んだこと。首相在任中には原稿棒読みで「言葉が響かない」と批判された菅だ…
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1年で剥がれたバケの皮 岸田首相に広島サミット花道論にわかに現実味
岸田首相にとっては誤算の連続か、化けの皮が剥がれただけか。首相就任から1年で、早くも政権末期のムードが漂っている。 世論調査のたびに内閣支持率は下落し、軒並み不支持率と逆転。7月の参院選に勝…
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誰がやってもガンジガラメ 飛び交う黒田後任人事のアホらしさ
日銀の黒田総裁(77)の任期が、8日で残り半年となったことで、大手メディアが「後継に課題」「政府、人選を本格化」と、次期総裁人事について一斉に報じている。 朝日新聞(7日付)も<日銀総裁人事…
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針のむしろで火ダルマ 挙動不審大臣をクビにできない摩訶不思議
「早く辞めてもらった方が打撃が少なくて済む」 臨時国会召集直前、身内の与党からも辞任論が出始めていたが、岸田首相は動かなかった。 3日に開会した臨時国会で、山際経済再生担当相が案の定、…
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北朝鮮にも円安にも「打つ手なし」際立つ首相の無力と無策
臨時国会で5日から岸田首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まった。半世紀を超える自民党と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の癒着、国葬強行、円安物価高対策、新型コロナウイルス対応──。山…
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安倍政権でも同じことがあった 北朝鮮ミサイル1発で日本中が大騒ぎ
北朝鮮が4日午前7時22分ごろ、弾道ミサイル1発を内陸部慈江道舞坪里一帯から発射。日本の東北地方上空を通過して同44分ごろ、太平洋上の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下した。 松野官房長…
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庶民は岸田無策に怒り 狂乱物価対策たったこれだけ?
支持率下落が止まらず捨て鉢なのか? 3日から臨時国会が始まり、岸田首相が所信表明演説を行ったが、その中身のなさといったら、やる気を失っているとしか思えないものだった。 スタートアップ、GX、…
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細田衆院議長が開会のベルを鳴らすのか おぞましい臨時国会の風景
3日から秋の臨時国会がスタート。6月15日の通常国会の閉会から、実に4カ月近く。立憲民主党など野党の臨時国会召集の要求を無視し、やっと始まる国会論戦はのっけから、おぞましい光景だ。参院本会議で行われ…
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世界大不況突入前夜 よりによって岸田無策政権という運の尽き
もう国民生活はもたないのではないか。かつてない「値上げの秋」が、10月1日からはじまったからだ。 帝国データバンクによると、国内の値上げラッシュは10月にピークを迎えるという。1カ月間に値上…
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細田衆院議長は紙切れ1枚で謝罪なし 世にもふざけた国会議長の国会愚弄
さんざん逃げ回った挙げ句、A4の紙っぺら1枚。「ほら、出してやったぞ。これで文句あるか」とでも言わんばかりの上から目線の態度には、「国会議員の歳費は100万円しかない」と言い放った人物だけのことはあ…
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国葬でわかった自民党の限界 安倍政治を否定できない岸田内閣
いやはや、予想通りと言えばいいのか。 27日、東京・千代田区の日本武道館で強行された安倍晋三元首相の国葬のテレビ中継を見ていて、正直、日本人であることを恥ずかしいと感じた国民も少なからずいた…
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無理やり強行した意味は? 安倍国葬を視聴した国民の虚無と嘆息
一体、何のための「セレモニー」だったのか。国民世論の反対を無視したまま、27日強行された安倍元首相の「国葬儀」。終わってみれば、あまりに空疎なものだった。 民放の女性アナウンサーが司会を務め…
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安倍国葬強行 これは民主主義終焉のセレモニー(上)
世論の大半が反対する中、2カ月あまり前に凶弾に倒れた安倍元首相の「国葬」が27日、強行される。葬儀委員長を務める岸田首相は「民主主義を断固として守り抜く決意を示す」と言い張り続けてきたが、2022年…
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庶民は投資よりも明日の生活だ 岸田政権の経済無策“トンチンカン”
「聞く力」とか言っているが、岸田首相の耳も視線も国民の方へは向けられていないことがよく分かった。 国民の反対を無視して安倍元首相の国葬を強行することもそうだが、経済政策もひどい。22日に岸田が…
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安倍国葬強行 これは民主主義終焉のセレモニー(下)
岸田は国葬を実施する理由として「外交などの実績」「各国からの敬意と弔意の表明」などを挙げていたが、何のことはない。フタを開けてみれば、「シンゾー」「ドナルド」と呼び合う仲だった米国のトランプ元大統領…