著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

公開日: 更新日:

 人間の脳内に蓄積されたマイクロプラスチックは、全部集めると「使い捨てスプーン」ほどの大きさであることがわかり、衝撃が走っています。

 マイクロプラスチックが体内に蓄積されていることは、これまでも知られていました。人間の胎盤や血流、さらには赤ちゃんが最初に排泄した便からも既に見つかっています。しかし今回のニューメキシコ大学の研究が、その実態にさらに新たな光を当てました。

 ショックだったのはまず蓄積したプラスチックの量です。平均的な脳にはおよそ7グラムのマイクロプラスチックが含まれており、これは使い捨てスプーンまたは、ペットボトルのキャップ5個分と同じ量です。しかも8年前に比べて、1.5倍に増えていることもわかりました。

 またもう1つの驚きは、認知症の人の脳に、より多くのマイクロプラスチックが含まれていたことです。ニューヨークタイムズ紙の報道では、「認知症の人の脳は、血液と脳組織間の物質の通過を制限するバリア機構である血液脳関門が多孔質で、毒素を排出する能力が低いからかもしれない」という科学者の意見が掲載されていました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?