陸上界の重鎮 マラソンを叱る!
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酷暑懸念の東京五輪 マラソンは6時スタートがベストだ
帖佐氏インタビューの最終回は、酷暑が予想される2020年東京五輪マラソンのスタート時間について持論を語った。 ――東京五輪は酷暑を懸念して7時30分よりスタート時間を繰り上げる案があります。…
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1万メートルの若い実力者を3カ月ぐらい海外で鍛えれば
歯に衣着せぬ物言いで低迷するマラソン界に苦言を呈してきた帖佐氏。今回は20年東京五輪に向けての強化策などについて語った。 ■川内優輝に助言 ――いろいろ話を伺ってきましたが、東京五輪ま…
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本番走れず…渡辺康幸はマラソンを始める時期が悪かった
帖佐氏は前回、「陸上界にとって渡辺(康幸)という財産を失ったのは大きい」と言った。今回は早大時代の渡辺氏の思い出を語った。 ――住友電工の監督になる直前、渡辺さんに取材したことがあります。自…
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「マラソンでケニアやエチオピアとは戦えない」という監督
マラソンや駅伝はロードレースだが、硬いロードでの練習は故障のリスクが高い。今回は練習法などについて語った。 ■クロカンコースが続々 ――駅伝の弊害といえばロード練習もあるのではないです…
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マラソン有識者を集めてわかった 「実業団は駅伝が第一」
マラソン低迷の原因のひとつに挙げられるのが駅伝だ。帖佐氏は今回、その点について興味深い話を語ってくれた。 ――マラソンの低迷というと、大学や企業の駅伝が原因という声があります。 「去年…
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金メダル高橋尚子をアテネ代表に選ぶことを許さなかった
インタビュー4回目は、シドニー五輪で日本女子陸上界史上初の金メダルを獲得した高橋尚子の選考過程やアテネ大会代表の落選騒動などについて語った。 ――2000年シドニー大会では高橋尚子が日本女子…
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ロス五輪の会場で中村監督に頭を下げられ瀬古のメダルはないと思った
マラソンの生き字引こと、帖佐氏のインタビュー3回目は、現在日本のマラソン強化に取り組む瀬古利彦陸連・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの五輪代表時代について語った。 ――2000年シドニー…
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有森と松野の代表選考報道 陸連幹部のひと言が原因だった
五輪の女子マラソンは1984年ロサンゼルス大会から始まった。国内の正式大会は79年の東京国際女子が最初だ。帖佐氏はこの大会を誕生させるため、陸連の青木半治会長(当時)、朝日新聞社とともに尽力。第1回…
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前回東京は3人 五輪にはメダルを狙える選手が2人必要だ
2020年東京五輪(7月24日開幕)まで3年を切った。低迷する男女マラソンは日本陸上競技連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(61)の下、選手強化に取り組んでいる。日本のマラソンは東京…