クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

公開日: 更新日:

 自由契約になった古巣の後輩の藤浪晋太郎と同様、崖っぷちに立たされているのが、フィリーズ3Aの青柳晃洋(31)だ。

 日本時間19日、フィリーズは青柳の「ディベロップメント・リスト」入りを発表。この聞き慣れないリストは、2021年にマイナーで制度化され、有望株の起用や育成などを目的としている。最短7日間の登録期間中はアクティブ・ロースターから外れるため、公式戦には出場できない。

 そのリストに青柳のようなベテランが入ったことで、米球界ではいよいよメジャー昇格が遠のいたとみる向きが少なくない。

 実際、今季は19試合(うち先発2試合)に登板し、0勝1敗、防御率7.45。先発した今月15日は1回3分の1を投げ、2安打1失点4四球と結果を残せなかった。

「青柳は昨オフ、阪神からポスティングでフィリーズとマイナー契約。先発タイプだけに、リリーフ中心の登板は酷な面もあるが、仮に自由契約になった場合、制球難が一向に改善しない藤浪よりも、日本国内からの引きはあるでしょう。古巣の阪神は藤川球児監督が昨オフの段階であまり評価していませんでしたから、微妙なところ。むしろ、Aクラス争いをする中日オリックスは今後の戦いを見据えて青柳が欲しいでしょう。阪神時代の青柳は、中日、オリックスの本拠地であるバンテリンドーム、京セラドームをそれぞれ得意としていた。マウンドの傾斜が合うのか、ボールの角度や変化球のキレが増すそうです」(球界OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  1. 6

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 9

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪